2008年11月10日月曜日

感謝 「物を使い込む(1)」

      世界的な金融危機
 現在、世界では国際金融危機が起こり、株価の大暴落が発生、世界恐慌への発展が危惧されています。日本も株の大暴落、景気は日増しに悪くなり、これから大変だなと予感されます。これと似たような状況・日本経済のバブル崩壊が、1990年前半に起こりました。マイナス面が大きくクローズアップされますが、それは割愛させていただき、プラス面について書いてみようと思います。まず考えましたことは、色々な面で行き過ぎた事柄が大いに矯正されることです。効率一辺倒で豪華なもの、便利なものを追いかける姿、お金がすべてのような風潮が崩れて、大切なことに目が届くようになることを期待します。この様に偉そうなことをいう私も、かつては効率主義の中に身を置き、そのことに邁進した一人であったことも事実です。第二の現役としてミニストリーをする中で、本来大切なことに色々と気づかされています。

     物を使い込む
 先々月、岡山県北部にある甥(おい)の家を訪問しました。津山駅まで車で迎えに来てもらい、昔から何度も見る景色を見ながら「どこの家もかなり新しくなったなあー」と言いながら、思わず声を上げました。「お前の家は、周りと比較すると古いねーー。これこそ旧家だ!」「そうですね。周りは建て直したので、古い家といえば、私の家と隣の本家の家だけでしょう」あと100年もすれば、重要文化財にもなるかも?知れません。そういえば、数年前に本宅や倉や蔵等の大修理をしたときに、一軒分の家が建つほどの費用だったと私の姉が語っていました。門は200年、本宅はそれでも140年は経過している木造建築です。まだまだ使えますので、新しいものに建て替えようとの考えは、さらさらありません。木造の家がどれ程長持ちするかについて、甥の説明は次の通りです。樹齢100年の木は、少なくとも100年は持つとのこと。風雨にさらされても、風通しがよければ木は次第にかたくなり、ますます長持ちする。今の家の柱と梁は、まだ100年はゆうに使えるだろうと話してくれました。最近の新築の家は、30年位しか持たないものが多いとの話を聞きますが、ほんとうでしょうか?

     リフォームすれば使える!
 この横浜に住んで30年近くになります。この30年間、歩いて10分以内で家を建てる槌(つち)の音が止んだことがなく、どこかで新しい家が建てられています。大変残念な風景は、まだ築10年余りの家が壊されて新築されることです。事情は色々でしょうが、もったいない!と思います。救いである事は、この数年前からT不動産が、売りに出た家屋を買い取って取り壊すことをせずにリフォームすることを始めました。周囲の家との調和もうまく考えてリフォームした家で、大歓迎です。私の家も、ここに建てて30年近くになろうとしていますが、最初の頃、メーカーは30年保証と言っていましたが、大丈夫だとわかり“ロングライフ50年保証”と言い出しました。不具合なところがきわめて少なく、部分補修をしつつ長‐‐‐‐く使えるでしょう。

     教会も大リフォーム
 私たちの所属する聖書キリスト教会・東京教会(東京都練馬区)は、会堂建築としては日本でも画期的な大リフォームした教会(鉄筋7階建て)です。来て見られても、大リフォームだとは、ほとんどの方が気づきません。今から15年以上前の1991年、東京都より、神田川改修工事のために、高田馬場にある教会堂を移転するよう要請を受けました。神田川といえば、台風シーズンには氾濫する暴れん坊で有名!その川沿いに私たちの高田馬場教会(移転後に名前を変更)がありました。当時の会堂は、会堂建設後まだ10年しか経過していない400人規模の会堂でしたので、それこそ“もったいない”との思いがありましたが、氾濫する河川工事のためには協力するしかありません。「これは主からの新たなるチャレンジ!」と信仰によって受け止め、すばやく移転を決めました。建物は著名な方にデザインをしていただき、多くの方が見学に来られ、新しく会堂建築される教会の参考に供することが出来ました。そして、目指すは、1000人規模の会堂建設ということで、5年のプロジェクトがスタートしたのです。  (続く)

2008年11月10日    小坂圭吾