2008年12月12日金曜日

歴史探訪「日本最東端に行ってきました(1)」

北海道東部・根室へ 
長い間の願いであった北海道東部・根室に行ってきました(11月6-8日)。北海道東部の中でも根室にはなかなか行くチャンスがなく、やっとかないました。釧路空港から入り、釧路湿原→厚岸(カキで有名です)→霧多布湿原→根室、二日目は、根室の最東端・納沙布岬→風連湖→野付半島・トドワラ→知床斜里町ウトロ(世界自然遺産)、3日目は、オシンコシンの滝→濤沸湖→網走(博物館・網走監獄、天都山)そして女満別空港から帰路につきました。(北海道の地名には、読み仮名が必要ですが省略をお許し下さい!)

どこに旅行しましてもその素晴らしさに感動しますが、旅行するなら北海道が一番好きな場所です。大自然の雄大さは、北海道でなければ味わうことが出来ません。海の幸、山の幸、陸の幸を味わい、都会では出会うことがない人情や暮らしに出会うことが素晴らしい体験です。3年ぶりに来て、新しい発見と深い味わいを感じました。

日本最東端、納沙布(ノサップ)岬  
日本本土最東端の地が根室ですが、その根室半島最東端に納沙布岬があります。北方領土返還要求運動の原点になる地で、目前にある北方の島々を望みながら歴史的経緯を見聞きしますと、この北方領土4島返還に対する思いが伝わってきます。

これら北方領土の島々に住んでおられた方々は約2万人弱もあり、戦後ロシアに不法占拠され、この根室地方に引き上げざるを得なかった人々です。目前の海上3キロメートル強の沖合いが、ロシアとの国境線となります。

貝殻島が一番近くでその近辺では昆布を取ることが出来ますが、ロシアに占拠されているため高い漁業権を支払いながら昆布を取っているのには驚きです。今まで北方領土返還についてはあまり知らなさすぎたことを思わされます。そこを見学しました私たち一行は、返還の署名運動に各自サインをし、お土産に昆布をしっかり買いました。

根室の地での開拓
根室は日本で日が暮れるのが一番早く、秋の午後4時半にはもう暗くなります。根室の町を夕方散歩し、根室駅売店でそして近くの北海道にしかないコンビ二チェーン店で女子店員の方と会話を弾ませます。彼女たちからは、都会では感じられない良さが伝わってきます。旅行に行ったときは、必ず現地の新聞に目を通すことも心がけています。根室の町は人口も減り、今は3万人程度になったとの事でした。

この街に来て、教会があれば訪問しようと考えていました。ホテルにおいてある“根室の散策マップ”を見ますと、キリスト教会がイラスト入りでしっかり掲載されていました。カトリック幼稚園も掲載されていて、街ではだれでも知っている存在なのだと思いました。

二日目の朝、教会へ出かけて見ました。なるほど存在感のある立派な会堂です。今から120年余も前、1886年(明治19年)にアメリカの宣教師夫妻によって開拓をされました。夫君は翌年志半ばにして病気のために天に召されました。奥様はこの地にとどまり、ヤソのおばさんとして町の人々の尊敬と愛慕を集め、開拓して2年後9名の方々が洗礼を受け、根室キリスト教会が設立されたのです。

伝道は、根室・和田をはじめ、別海、北見、紋別まで及んだのです。そして、20年の長い間、神の福音が述べ伝えられました。この当初の困難さは、口で言い表すことは出来ないでしょう。そして、今日まで多くの外国人宣教師をはじめ、牧師、伝道師によって宣教がなされました。無牧の時も何度もあったとのことですが、信徒の方々が力を合わせて教会を守られたのです。

多くの涙と祈りが積み重ねられ、この地に福音が伝わり実を結びました。その尊い働きに感謝します。朝早くだったので、牧師の方にご挨拶だけさせていただき、根室の地を後にしました。

「涙を流して種を蒔くものは、喜びの歌を歌いながら、刈り取るようになる。」(詩篇126:5 現代訳)

2008年12月12日    小坂圭吾