2009年1月19日月曜日

健康余話 「心と体の健康(1)」

  長寿のまち、横浜市青葉区
 厚生労働省の昨年4月に発表した「全国市町村別平均寿命」によると、“横浜市青葉区が男性長寿日本一で、女性は7位”と男女共に長寿のまちとして発表されました。長寿といえば沖縄、さすがに“女性長寿日本一は沖縄県中頭郡北中城村”で女性10位以内には沖縄県が4つ入っていますが、男性は10位以内には見当たらず、時代は変わってきています。横浜市青葉区に住む私たちには、長寿日本一については予想外でした。その後、6-7月に青葉区で実施した区民意識調査(16歳以上の男女3,000人を無作為抽出して実施)では、「長寿のまちである要因」の第一位は、「健康づくりに関心があり実施している住民が多い」(43.5%)でした。この意識調査の関連データを調べたところ、横浜市内18区の中で、肥満度・血圧が最も少ない、タバコ/飲酒量について最も少ない、塩味の濃さが最も少ない(薄い)ことが分かっています。健康づくりに関心を持っている方が多く、それが長寿につながっています。

      プロとしての健康維持朝日新聞夕刊に今月はじめから、プロゴルファーの青木功プロ(66歳)の生きざまが連載されました。一昨年でしたが、65歳のときに年齢以下のスコアーで回るエージシュートを達成し、国内シニアーツアー最年長優勝記録を塗り替えたのをテレビで見ました。その時、青木プロの体形は若いときから変わらず、健康な体力をどのようにして維持しているのかを知りたいと思いましたが、今回の連載記事でその一端がわかりました。それよると、40年以上前から筋力トレーニングを取り入れ、毎朝のトレーニングを欠かさないとのこと。老化速度を緩めるためにも、トレーニングは必要で、腹筋や背筋を鍛え、肩甲骨の可動域を広げる柔軟性を高めるストレッチを中心にやっている由。疲れない生活をするために睡眠を9時間以上取り、腹八分目の質素な生活をしていると語っています。継続していることは、並大抵のことではなく、“生涯プロゴルファーとしてやる”との意識の強さこそが、継続の原動力のように伺われました。

健康は心の姿勢から体の健康について、一番大事なことは何かといえば「本人の健康になりたいという意志である」と思われます。意志があるところに道がある。ぜひともそうしたいとの気持ちがまず必要です。心と身体とは密接な関係があり、心の健康が損なわれれば身体の健康も損なわれ、逆に、身体の健康が損なわれれば心の健康も損なわれます。もちろん例外もあります。作家の三浦綾子さんのように、多くの病気を抱えながらも心は健康な方もおられます。それはさておいても、私たち凡人は、体調が悪いと心も病む、意志も弱くなります。普通に努力をすれば、健康を維持できるのですから、体の健康について強い関心を持って励む、ほんのちょっとの覚悟が必要です。
現代人にとって最高の健康読本といえば、貝原益軒の名著「養生訓」です。10数年前に読んだものを取り出してみますと、なるほど今もその秘訣は変わらないなと思わされました。年齢を重ねた分、更に心に響くものが多くありました。

「庭に草木を植えて愛する人は、朝夕心にかけて水をやり、土を盛り、肥料をやり、害虫をとってよく養い、その生長を喜び、衰えるのを見て悲しむ。草木に対してでさえそうなのだから、尊くかつ重い自分の身体を大事にするのが当たりまえだ。その自分の身体を草木ほどにも愛さないとは一体どういうことか。」
「生まれつき元気で、身体の強い人でも、養生の方法を知らず、朝晩不摂生をして元気をなくし、日夜精力を減らして、寿命にも達しないで早死にする人が多い。また、生まれつき虚弱で病気がちの人でも、よく摂生して保養すれば、逆に長生きすることも出来る。」  (養生訓より、現代語訳)

貝原益軒は、「人生50年」といわれた時代に『人間の寿命は百歳を定命とする』といっています。養生の心がけしだいで長寿を保つが出来、また短命で終わることもあると言っています。要は、健康に関心を持て!身体に強い関心を持って、養生せよと言っております。

「愛するあなたが、魂においていつも恵まれているように、すべてのことにおいて恵まれ、また健康であるようにと、私は祈っている。」(ヨハネの手紙第3 2節 現代訳)

2009年1月19日    小坂圭吾