2007年10月5日金曜日

親密な交わり(続き)

      富士山とフジアザミ
先月の下旬に富士山に行ってきました。富士登山は4通りの登山道があり、その中の一つが須走口コースです。富士山の高さの単位は独特で、麓から山頂までを10に区分し何合目と表現します。9月下旬とは言え、御殿場の町は気温30℃を超え、5合目となると普通15-16℃ですが、20℃は超えていました。須走から須走口新5合目までは“富士あざみライン”と呼ばれ、火山灰の中で逞しく生きるフジアザミが、あちこちで見られました。この花は、アザミの中でも一番大きく、いかにも自然の中で荒々しく生きる逞しさと壮大さを兼ね備えた雰囲気を漂わせており、じっくり見ると優しさも感じられます。富士山を含む周辺の山々に多いことからフジアザミの名がついた由。砂礫地や崩壊地などの地表を安定させる砂防の働きがあるのは、よほど地中深くに根を張っているためでしょう。

この季節になると、茸(きのこ)や薬草をとりに来る方も多く、バスツアーや小グループ、毎年来ている夫婦の方にもお会いしました。「毒きのこには十分注意」の看板が出ていましたが、新5合目の茶屋のおばあちゃんが茸には詳しい方のようで、皆さんが取ってきた茸をより分けてあげていました。今回は、須走口新5合目の近くにある小富士まで散策し、360度の眺望と山中湖を眼下に見て、富士山の素晴らしいところ(空気の良さ、景色の素晴らしさ、自然の木々、お花、茸等)を味わい、須走近くの温泉に入り、気分一新癒されました。

        関係こそ人生のすべて
今回の日帰り小旅行は、夫婦ふたりでひょいと思い立ち、行き先だけは決め計画無しの日帰り旅行です。1日の終わりに気がついたことがあります。旅行、散策といえば、必ず私が色々と計画し、そのプランに従って行動し、妻もあまり意見が言えずに従うという姿でした。今回は計画を立てていないので「どうしようかな?」と聞きながら「それもいいね」と不思議と相手の意見を取り入れて行動です。自分ですべてをコントロールすることをやめて、相手の話を聞こうとしていました。その結果、危険や不安なこと(?)もありましたが、とても良い結果を生んだのです。思えば、現役バリバリの時、聖書の言う“親密な交わり”が、夫婦の間でも出来ていませんでした。その原因は私にあり、人との関係を重視するよりは、仕事を進め成果を挙げる、事を成し遂げることに走り、教会生活・家庭生活も、その姿勢の延長でした。人間関係は苦手ではありませんが、人間関係は最も優先されることだとは思ってもいません。「5つの目的」を通してそのことを学び、妻を通して「交わり」の本質を教えられ、考え方が変わり、目が開かれたのです。「関係こそ人生のすべて」と意識が大きく変えられました。人間関係を軽視していた姿勢が、変えられたのです。今回の小旅行の中で、この姿勢の変化が少しは出ているかなと、思わされました。“親密な交わり”の素晴らしさを知ること出来るようになり、感謝しています。
  
   スモール・グループに加わるべき8つの理由(続き) 本論にも戻しまして、前回の続きであるスモール・グループ(以下略してSG)に加わるべき8つの理由の4番目から8番目をご紹介しましょう。SGを始めるときや人々をお誘いするとき、これが参考になれば感謝です。      

4.SGに加わることによって、ストレスやプレッシャーに対処できるようになる
SGは、さまざまな危機、変化、ストレスに直面したときに、具体的な支援を受け取ることのできる最高の受け皿である。あなたのことを心配し、一緒に苦しみを負ってくれる仲間がいるという安心感は、人生のさまざまな問題に取り組む勇気を与えてくれる。グループの誰かが職を失う、家族が重い病気にかかる、子どもの世話が必要になるときに、お見舞いに行く、食事を差し入れる、子どもを預かるなど、グループとしてその必要に応えていくことが出来る。神は、互いにその重荷を負い合いなさいと命じておられる。

5.SGに加わることによって、家族、友人、同僚などにキリストを伝えるときの支援を受けることができる
友人や家族、兄弟などに福音を伝えるのは、なかなか難しいのが現実である。しかし、普段からSGのメンバーと彼らの救いのために祈ることが出来る。そのことで、他のメンバーの中にもその人に対する重荷が芽生え、グループで何かの楽しいイベントを企画したときなどに、その人たちを誘うことができる。そのような打ち解けた雰囲気の中で、温かい正直な交わりに触れるなら、言葉だけでは伝わらない何かがその人の心に響くようになる。

6.SGに加わることによって、自分の賜物を磨くことができる
すべてのクリスチャンには、何らかの賜物や能力が与えられている。それは自己満足のためではなく、他のクリスチャンを建て上げるためである。多くのクリスチャンは、礼拝に出席しメッセージを聞くだけという傍観者として過ごしている。しかし、SGに関わることによって、他の人との交わりの中で人の成長を助け、健全な自尊心が育まれ、自分の賜物を見出し磨くことが出来る。人々の救いと霊的成長のために、貢献することができることを見出す。

7.SGに加わることによって、礼拝に対する理解が深まる
多くのクリスチャンは、日曜の午前中に、ある建物にみんなで集まり、讃美歌を歌い、説教、祈り、献金という一連のプログラムが、礼拝のすべてであると誤解している。けれども、いつどこにおいても私たちが心を神に向けるなら、それは礼拝となり得る。そして、SGは、神に心を向けるのに最適な環境の一つである。少人数で思いを神に向け、心から賛美と祈りをささげるとき、そこに聖霊による一体感が生まれ、確かに主の臨在を体験することができる。

8.SGに加わることによって、新約聖書のクリスチャンになることができる
使徒の働きを見ると、神が、SGを通して一人ひとりの必要を満たそうとしておられることが分かる。一つの教会で、信徒全員の細かい必要を満たせるほどのスタッフを雇うことは、現実的に出来る話ではない。神は、私たちが互いに重荷を負いあい、支え合いなさいと命じておられ、これが神の方法である。これを通して、私たちは霊的に成長していく。

2007年10月5日     小坂圭吾     (PDキーワード:スモール・グループ)