2007年12月29日土曜日

リーダーシップとマネジメント

                            2007年も終わりですね!2007年も残りわずかになりました。これを読んでくださっている皆さまにとって、この1年はどんな年だったでしょうか?私にとりましては、“人生を歩むギアをチェンジし、SLOW LIFEに変えた年”でした。60歳をすぎたころから、それまでと違って体調の悪いときが何度か起こり、無理をしてこの数年過ごしてきました。今年に入りギア・チェンジをしないとだめだと示され、SLOWギアに変更したしだいです。健康には人一倍気を使って管理してきましたので、今でも50歳前半と見られることがしばしばです。先日も20数年ぶりに教会でお会いした方から、「昔と変わらない!」と言われました。こんな時にほめられているのかそれともーーー?で返事に困ります。しかし、さすがに体力、気力の衰えを感じ、ギアを“ゆっくり、のんびり”に切り替えました。エイジング・マネジメント(加齢をコントロール、マネジメントする)の言葉も、ピンと来るようになりました。仕事を1/3に、ボランテアも減らし趣味を多く、といっても体を動かすことを多くと切り変えました。スポーツも90歳までは出来るようなものにしようと考えて復活させ、60歳の手習いを始めました。約半年にわたり試行錯誤しながら、それなりに地に着いてきたかなと思います。その結果、弱っていた体力、気力がかなり元に戻ってきて感謝しています。まだ64歳ですし、親から受け継いだDNAは健康体のようですので、仕事もボランテイアも趣味も、一つのミニストリーに生かせるように統合させて、“ゆっくり、のんびり”と一日一歩ずつでいこうと思っています。

          ドラッカー博士80歳の著作数ヶ月前ですが、息子から「この本読んだことある?」と聞かれ、経営学で著名なP.F.ドラッカーの本を持ってきました。「ドラッカーの本は、全て読んでないにしても分かっているよ」言いながら手にとって見ますと、彼が80歳(今から17年前)のときに書いた著作で「非営利組織の経営」という本でした。教会にとっては、とても大切なことが書いてあると勧めてくれたので読んでみました。80歳のときに書いた著作だと思いつつーー、何かしら励ましを感じさせられました。
非営利組織(NPO)というのは、教会、病院、大学、学校、ボウイ&ガールスカウト、難民救済、自然保護等を指します。この非営利組織は、無給のボランテアで支えられるようになって大きく発展しました。そこで必要なことは、“リーダーシップとマネジメント”です。50年前には、非営利組織にとってマネジメントという言葉は良い言葉でなく、それはビジネスを意味しました。教会のような非営利組織はビジネスではなく、あらゆる非営利組織が“マネジメントを必要なし”としたのです。教会も特にこの言葉を敬遠しました。しかし、今日の非営利組織は、マネジメントが必要であり、“マネジメントの使い方を知らなければならない”ことを知り、そのことが進行中であるとドラッカーは言っております。「非営利組織は、人を変えたときに役割を果たす。非営利組織が生み出すものは、治癒した患者、学ぶ生徒、自立した生徒、自立した成人すなわち変革された人の人生である」と書いています。アメリカでは、非営利組織がアメリカ社会の中心的かつ特徴づける存在です。日本でもかなり似たような状況ではないでしょうか。

非営利組織にとって必要な“リーダーシップとマネジメント”について、教会にとっては“リーダーシップ”は言わずもがなで、“マネジメント”こそ必要だと思われます。ビジネスを少しでも経験された方々は、すぐにこのことに同意していただけることでしょう。このマネジメント的センス・考え方を教会に導入できれば、どんなに教会が良いものにそして神の栄光を現せるものになることでしょうか。アメリカの大きな教会は、言うまでも無くこのマネジメント的センス・考え方を導入して、教会を運営していると考えられます。日本のお寺が、カトリック教会が、この非営利組織(NPO)の本質をうまく捉えて活動しているのです。PDについてキーワードの5番目は、実は「マネジメント」です。次回以降に、このことについて書いていきます。

今年、ここまでお読みいただきましたことに感謝を申し上げます。良い新年をお迎えになられますように、神様の祝福をお祈りいたします。

2007年12月29日     小坂圭吾     (PDキーワード:マネジメント)