2008年2月25日月曜日

PDCAサイクル

      まもなく新年度?
一昨日、関東地区に春一番が吹き荒れました。歩けないほどの激しい風、ほこりが舞い上がり閉口しましたが、いよいよ春がそこまで来ていることを感じさせます。梅もほころんできて花をしっかりと開きかけています。まもなく新学期や新年度も始まりますが、新しい区切りを迎えるにあたり、誰しも来年度(あるいは来年)はこうしようと何かしら目標を作ろうという気持ちになります。

ビジネスマン生活の中では、企業における個人としての業務目標を少なくとも年度の初めに立て、年度末には成果を確認・評価し、来年度はこうすると目標を整理します。この方法は個人生活にも意味があると考え、かなり以前から取り入れましたが、今年はすこし怠惰になり(?)、1月もかなり経過してやっと作り上げました。企業であろうとNPO(非営利組織、病院・大学・学校や教会等の組織)であろうと、目標・計画を立てそれに向かって行動し、区切りで評価をし、改善点については次回に生かすことをします。大手企業では業務目標なるものを導入しているところが多いと思います。NPOにおいても、このことに取り組んでいる組織が多く見受けられます。この考え方は、組織に留まらず、個人においても実施しておられる方が多いことでしょう。


      PDCAサイクル
非営利組織にとって大切なマネジメント機能は、これからお話をするPDCAサイクル(マネジメントサイクルとも言いますが)を回す事です。これこそがマネジメントの基本であり、成功への必要条件です。計画を立て(PLAN)、実施し(DO)、その成果とプロセスを評価し(CHECK)、必要な部分について改善し(ACTION)、また計画を作り、実施するという流れです。(下図を参照)
          
                     PLAN(計画)    ←―
                          ↓            ↑
                       DO(実施)    
                         ↓       (PLANへ戻る)
                    CHECK(評価)  
                         ↓          ↑ 
                     ACTION(改善)    ―→  

先日、東京マラソン2008が行われました。男子マラソンのオリンピック選考会もあわせて行われましたが、これらの選手たちの練習状況を時にNHKなどで放映しているのを見ますと、彼らは間違いなくこのPDCAサイクルを回していることに気づきます。先週は、サッカーの東アジア選手権、ゴルフのアメリカ女子ツアー等が行われましたが、ここにおいてもチームであろうと個人であろうとこの考え方は当然活用されています。

教会において、この考え方を真剣に導入し実施しているのは、ほんとに少ないのが現状でしょうか?計画を立て実施しますがそれで良しとして終わり、よく言われる“やりっぱなし”です。教会運営において、特にその成果とプロセスを評価し(CHECK)、必要な部分について改善し(ACTION)、次の計画作りにつなげていけば、神様が後押しをしてくださり一歩も二歩も前進することでしょう。

JTJ神学校での学びのとき(もう10年くらい前ですが)、このことを厳しく取り組んでいる講師のお話を聞きました。講義の中でこんなお話をされました。「私は、自分がした説教を良かったかどうかを評価するために、毎週何人かの神学生や信徒の方に集まっていただき、良かった点と改善点を指摘していただいています。そして次回に生かすようにしています」と話されました。これは素晴らしい、すごい事だと感じました。その講師の方(牧師)は素晴らしい説教をされるとの評判がありましたが、その教会は運営と説教において間違いなく更に大きく成長するだろうと感じたのです。ビジネスの講師として教育研修に携わったときのことですが、一日が終わったときや研修が終わると、講師(インストラクター)として失敗談や困ったことを分かち合い、お互いに励ましや改善点のアドバイスをして腕を磨くことをしたものです。まさにPDCAサイクルをまわすことをしました。

NPOにおいてこのマネジメントが大切だと教えてくださったドラッカー博士ですが、彼の書いた著作を読みますと、彼は若いときからこのPDCAサイクルを個人的にも取り入れてやってきて、そのため良い仕事が出来たとも書いておられます。PDについてキーワード「マネジメント」ですが、今回お話をしたPDCAサイクルの考え方は、教会を運営し成功させていく上では、基本となる重要な必要条件です。

2008年2月25日     小坂圭吾     (PDキーワード:マネジメント)