2009年2月19日木曜日

今を生きる 「良書を繰り返し読む」

     アメリカ歴代大統領
  今年は、リンカーン米大統領の生誕200年に当たるそうです。彼は、奴隷解放を宣言し、南北戦争を戦い抜き、国家分断の危機を乗り越えてきました。人々が敬愛するリンカーン大統領が就任式の宣誓に用いた聖書、オバマ大統領はそれを先月の就任式で使いました。200年もしっかり保存されていることに、さすがだと思わされました。オバマ大統領の就任式での開会の祈りを、リック・ウオレン牧師がされました。オバマ大統領の演説は、世界的な不況の中で我々に希望を与え、共に仕事を成し遂げようとの力強い内容で、これから卓越した指導力を期待しましょう。太平でない時代、内外に困難山積の時代に就任したアメリカの初代大統領ワシントン、16代リンカーン、32代ルーズベルトは、卓越した指導力を発揮した人々です。一方、景気が良くて人々が浮かれている時代の大統領は、ほとんど忘れ去られたおり、何か考えさせられます。

     愛読者カードより
  「人生を導く5つの目的」を読まれた方々から、多くの愛読者カードを頂いています。20代から70代まで、さまざまな立場の方からのご意見、ご感想です。困難な状況にある中でこの本に出会い、教えられた、救われたとの感想が、特に目立ちます。
 「リック・ウオレン師の本書に出会ってから、ちょうど私も仕事上の悩みを抱えていた時でもあり、礼拝に出席する気持ちになり、神様に奉仕することがどれほど素晴らしいかを理解できるようになりました。本書からいただいた大いなる恵みに感謝します。」(男性)
問題が山積し、落ち込み、悶々としている中でこそ、心に響く言葉が、アドバイスが入ってきます。風を切って歩いている、特段問題も無く歩んでいるような中でのアドバイスや、これはという言葉は、ほとんど入ってこないものです。「苦労は買ってでもするものである」とのことわざがありますが、苦労、困難の中にあってこそ人は磨かれていくもののようです。

先日、教会に来られた方が、「5つの目的」の2回目を読んでいると言われました。困難な問題に直面しているときでもあり、読むごとに心に入ってくることが色々とおありだったようです。そのときに「1章読まれたら、是非、章の最後にある“考えてみましょう”について、ペンを取り書いてみてください。」とお勧めしました。彼は、「確かに読んで素晴らしいと思っても、そのままだとすぐに流れてしまいますね」と同感してくださいました。実は、書いたものを後で読み返すと、自分の心の成長もわかります。
 「この本を読んでいる段階で、この本に書いていることが日常生活で同時に起こっていて、体験をしつつ、本の内容が日ごとに深みを増して、実生活に役立ち適用できることがよくわかりました。この本の宝を生かしていきたいと思います。」(女性)    
この方は、読むばかりでなく、自分のものにしておられる感じがします。


      人生に関する本の読み方
 本の読み方については、①速読(時間がない時、大量の情報の中からポイントを絞り読みたい時) ②通読(基本的な読み方、初めから終わりまで通してサラッと読む) ③熟読(ペンを持って重要な所に線を引き、考えながら読み込む)が代表的なやり方です。聖書を読むやり方は、最初のころは通読、それから熟読そして繰り返し熟読する方法ではないかと推察します。デボーションは、まさに熟読そのもの。そして、「これだ」と言う本を“繰り返し読む”ことの大切さを、最近、強く感じています。読む先に忘れてしまう私ですが、多くの方が、次々と本を読んでも忘れてしまうことが多いのではないでしょうか?良い本に出会うこと、「これだという本」を見つけて、何度も繰り返して、自分への適用を考えながら読む。環境や年齢の変化によって、その都度内容や伝わってくるものは違います。人生に関する良書を通して、その著者の経験を分かち合っていただき、共に人生を体験することができます。著者の体験を通した洞察や困難な状況を乗り越えた経験則は、私たちの目を大きく開いてくれ、助けとなります。
 ともかく、「これだと言う本」を繰り返し読むことについては、1年に数冊読めれば良いのでしょう。心の実力をつけるために、ゆっくりと、繰り返し読む人生に関する良書を積み上げていければと願っています。

「あなたがあれほどの経験をしたのは、むだだったのでしょうか。万が一にもそんなことはないでしょう。」(ガラテヤ 3:4)
2009年2月19日    小坂圭吾

2009年2月3日火曜日

健康余話 「心と体の健康(2)」

      咳エチケットのマスク
昨今、町を歩いたり、電車に乗るとマスクをしている方が多いなと感じます。寒いのが苦手な私は、早くにマスクをします。花粉症の頃になるとマスクは必須で、花粉症の人は10年前も多かったはずですが、その頃はマスクをする人は少なく、ちょっと気恥ずかしい感じでした。今年は、マスクをしている人が多いのに驚きです。インフルエンザや花粉がもはや飛んでいるからでしょうか?今年の風邪は“咳(せき)の風邪”といわれ、私も昨年のクリスマスに咳風邪にかかり、直るのに2週間ほどを要しました。咳やくしゃみをするとそのしぶきが飛び、1回の咳で飛散する飛沫粒子は約10万個、くしゃみで約200万個とも言われます。そこに沢山のウイルスが含まれていて、それを吸い込んで感染するのです。昨年の暮れに、孫から妻にそして私に感染しました。結婚して初めて風邪をもらいました。マスクは、感染の拡大を防ぐ「咳エチケット」とでも言うことが出来ます。

      ストレスが色々な不健康のもと
 「養生をするには、まず心気を養うことである。心と気をおだやかにし、怒りと欲を抑え、いらいらや心労を減らし、心を苦しめず、気をそこなわないのが、心気を養う方法である。」 (貝原益軒『養生訓』より、現代語訳)
身体に強い関心を持って養生せよと説いた貝原益軒ですが、養生の術として心気を養うこと:心の平静を保ち、心の不安を除くことが第一と言っています。今で言うストレスをのぞき、平安な心で過ごすことが健康のもとなのです。長い人生で一度も病気をしない人は無く、誰もが病気になります。その病気の原因に「ストレス」があり、不健康のもとをつくっています。「ストレス」には「悪いストレス」だけでなく「良いストレス」もあります。「良いストレス」とは、夢、目標、やるべき仕事、スポーツ、良い人間関係など、自分を奮い立たせる、勇気づける、元気にしてくれる刺激とその状態ということで、人生を豊かにしてくれます。「悪いストレス」とは、過労、悪い人間関係、不安など、自分のからだやこころが苦しくなる、不愉快な気分になる、やる気をなくす刺激とその状態のことをいいます。「良いストレス」も度を過ぎると不健康になります。ストレス解消、たまったストレスをのぞくことは不可欠です。

      心は七分目で軽く
  「ストレス」について教えられ、心がけていることをお話しします。それは、「腹は8分目、心を七分目で軽く」です。心については「計画や目標は七割達成できたら、まずまずと満足する」ことです。このことを息子に話したら、「今の立場は、それでいいのだろうが、若いときは難しいのではないの?100%達成ではないの?」と反論されました。確かにそうかも知れないなとそのときは納得したのですが、しばらくこのことを熟成させました。結論は、やはり“七割達成で満足!”がよいと考えるにいたりました。
 何事も、貪欲に取り組むことがよいことだと考えがちです。特に若いときに百点満点を狙って、70点だと甘いのではないかと思いがちです。ちょっとだけ立ち止まって考えてみると、その時点で70点ならそれで満足する心、感謝する心を持った方がどれ程よいかわかりません。そして『続きは明日できる』と感謝を持って終わるほうが、ストレスが少ないことは言うまでもありません。ストレスを強く感じる人には、常に百点満点でないと納得できない人が多いといわれます。『頑張る』という言葉で自分を追い込んだとしても、ときには肩の力を抜いて『ほどほど頑張ればそれでいい』というのはどうでしょうか。『今日できなかった』ではなく、『続きは明日できる』という肯定的な表現が、気持ちを楽にしてくれます。うまくいかないことを急いで解決しようとしないで、しばらく放っておいて熟成を待つのもストレスの解消です。
 私は、50代の半ばにビジネスをしながら、神学校に行く決心をしました。「人生80-90年だから、今ここで学びをしておいたほうが先にキット役立つだろう」。そのとき、私の尊敬する知人が「是非、心を軽くして学んでください!」と言ってくださいました。短い言葉でしたが、心の深くに入りました。普通4年で卒業ですが、経営の一端を担う仕事の責任もあり、1年は中断というときもありましたが、「ちょっとだけお休み!」と考えて、挫折することも無く、なんと7年かけて無事卒業しました。心を軽くして!心は七分目で!これからも歩んでいきたいと思います。

「感謝の心を持つ人になりなさい。」(コロサイ 3:15 新改訳)

2009年2月3日    小坂圭吾