2014年7月30日水曜日

コーヒーブレイク 「バンクーバーAirbnb」



     Airbnbでの旅

2年連続して、今年もバンクーバー(娘夫婦が在住)の旅に出ました。旅好きな者にとっても、同じ季節に同じ所に行くのは初めて!夫婦に加えて中学2年の孫を連れました。これからますますグローバル化する時代、孫に早くに海外の経験をさせるのもきっとプラスになると考えたからです。個性の強い中学生ですが、背丈は家族で一番大きく、大人並みの応答の仕方をする若者と10日間の長旅は、私たち夫婦にとっては刺激大です。
  
    Airbnb(エアービーアンドビー)を皆さんはご存知ですか?私は、今年初めて知り、今回お世話になりました。この仕組みは、「暮らすように旅をしよう」をコンセプトに、世界中の人々と部屋を貸し借りするサービスで、世界192カ国に約60万件の登録物件があり、毎晩50万人がこれを利用し旅行している由。1か月ほど前に日経新聞にもこの記事が取り上げられ、普通の個人宅の一部屋やまるごと一軒家などが中心です。

     暮らすように旅を

バンクーバーAirbnbの登録物件は、娘夫婦の家(ランガラの近くの住宅街、空港orダウンタウンまで15分)の近くにも沢山あり、家から徒歩15分に1軒目そして気分を変えて2軒目は18分の所にお借りしました。どちらも1階のワンフロア―で、気兼ねなく自分の家にいるような快適さです。

間取りは、1軒目が1LDK(2人宿泊、孫は娘夫婦宅にホームステイ)、2軒目は3人で2LDKの部屋、大きさは日本の間取りの1.52倍の大きさで、キッチン用品も全て完備し、生活が即できます。オーナーの方が2階に住んでおられますので、足音やシャワーの音がよく聞こえます。

バンクーバー市内は、車、バス、地下鉄を利用してあちこちと見てまわり、日常の買い物をし、家で朝食と夕食を準備し(すみません、私は貢献なし!)、時に外食をし、家を引き払う時には、生活ごみ等の後始末をするのです。Airbnb のコンセプト通りの“暮らすように”旅をしました。総じていえば、ホテルよりもはるかにゆったりで値段も安く、うまく使えばほんとに快適です。

     日本の良さを再発見
 バンクーバーの良さは、今のシーズンはさわやかな気候で、青い空と澄んだ空気、山と海がすぐそこに見え、人は多すぎず少なすぎず。京都のように区画がはっきりしていて住所が分かりやすい。スカイトレインは路線が少なくて、それを補って市バスが縦横に走り、車がなくてもこれらをうまく使えば動きやすい。料金もゾーン(エリア区分)システムを採用しているので、90分以内であれば、同ゾーンであれば相互乗り換えが自由自在、素晴らしい点が多く見受けられます。 

一方で、この点はいかがなものかという点は、やはり日本人のきれい好き、清潔感、きめこまかさにはまさるものがないと思われます。それ以外にも日本の良さを、改めて多く発見です。要は、昨年はバンクーバーの良さを理解し、今回はそれを暮らしながら深める旅をして、逆に日本の生活の素晴らしさ、良さを再発見したと言えるでしょう。中学生の孫も、短期間ながらカナダの良い面と日本の良い面を、若い目ではっきりと認識したようです。
 
    信仰のテスト
 
クリスチャン信仰者としては、霊的成長の旅であったように思います。10日間色々な障害にぶつかりました。寝ていると突然2階の足音やシャワーの音、隣の部屋にあるポンプ室の音が響いて起こされ眠ることが1時間ほど出来ず‐‐(私だけに起こったこと、数回あり)。忍耐でした!でも寝不足にはならず。
ある時、バスに乗って帰ろうとしたところ、30分ほどの間に4台も満員バスでその停留所は通過!でも多くの人は悠然(?)と待っている!夕方のラッシュで仕方ないかなと!良く見ると、ひとり二人と前の停留所まで歩いているではありませんか。原因は、二つ前の停留所がスカイトレインから降りて乗り換える人が多く、そこで満員になるのです。もちろん、私もそこまで歩き、乗れたのは待ち始めて50分後でしたが、もうラッシュは終わり。(この日はとにかく歩いたぞ!)

まだまだありますが、最後に一つ!10日間にわたり、夫婦に加えて孫、娘と朝から晩まで一緒の生活です。疲れてきますとわがままや愚痴も出て来るものです。人間関係は、平面から久しぶりに立体的な人間関係の中で暮らし、「愛、受け入れ、ゆるし」を学ばされました。私も何度か失敗もしたなあ~~。

神は、時機にかなって信仰者を訓練される、信仰のテストをされると聖書にありますが、この旅の意義はここにあったのではないかと思います。ほんとに感謝な旅であったと、夫婦で思い起こしています。

2014年7月29日     小坂圭吾