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信徒の育成について この10数年間に色々な教会を訪問させていただきました。賛美、メッセージ、式次第など工夫をされ、若者が入りやすいものを作られていますが、信徒向け育成プログラムが弱いのではないか?と感じています。それというのも、私が育てられた教会は、信徒教育に誠に熱心な教会のひとつであったからです。今でいうスモール・グループ、講座のような形で教えられ、切磋琢磨して学びをし、多くの信徒が霊的成長をして来たのではないでしょうか。その結果、狭い意味での献身者が多く輩出されました。当時は、良い信仰書がふんだんにあったように思いますが、今は絶版になっているものが多く、残念ですね。 この経験もあって、PDJでは、多くの書籍や教材を信徒の方たちをはじめ教会で使えるようにとの思いで刊行し、整えてきています。しかし、セミナーとなると、まず牧師向けのセミナーから開催となります。現在では、PDFJ主催で、牧師向けの2年間の訓練プログラムが、サドルバック教会の支援(デイブ・ホールデン牧師)頂いて全国で開催され、牧師の方々にとって素晴らしい学びの時になっていることでしょう。やがては、信徒の方々の成長のためのプログラムが、これから着実に始まることでしょう。 講座開始の動機 現在、公開されている信徒向けの育成プログラムは、あまり多くはありません。大きな教会では、自分たちの力で色々と企画・実施できるでしょうが、日本の大部分を占める小さい教会にとっては、やりたくても出来ない、あるいはどのようにしたらわからないこともあるかもしれません。そこ
で、信徒の方々やリーダーの方々のために、教会の外で学べるところがあればいいと思っていました。一方的な講義、講座ではなく、スモール・グループの良さも経験し生かしながら、学びつつ成長して行く。外でのクリスチャンの学び・交わりが促進され、自分の教会に帰ってから、教会の中で、家庭集会で、喫茶店で、この体験が生かされるようなプログラムになればとの思いです。そして、開催場所と言えば、超教派の働きをしている場所で、交通の極めて便利な場所で出来ることが重要です。その意味からも、「人生の目的講座」を、お茶ノ水クリスチャンセンターにある東京プレアセンター(TPC)で開催できることは、素晴らしいことです。 少し逡巡 これを始めるには、少し逡巡(ためらい)もありました。「人生の目的講座」ともなりますと、その目的と目標を考えると、それなりに人生体験、信仰体験があってこそ、皆さんと分かち合いが出来ることかもしれません。“信仰は体験である”という言葉を出すまでもなく、その信仰の土台がある程度で整ってきたのでしょうか、神様がそろそろ良いだろうと言われたように思います。そうでないと、講座の出席者の方々のことを理解することが出来ません。 長年、大手企業の人材開発・教育の仕事をも10数年余させていただき、色々な勉強をさせていただきました。合宿研修などしながら、「受講者は何が分かりにくいのか、だれが理解できてないのか。1人ひとりがどのくらい理解し、どの段階まで来ているかなど」不十分とはいえ、大体わかるように訓練されました。小さな器であっても、豊かに教えられ、与えられたものとして、それらの体験や知見をまだまだ使い切ってない。それらの賜物をもっと人々のために生かすべきだと、周りの人からも言われました。それらの声にも押し出されて、少しでも多く方々のためにと考えて、スタートをすることにしたのです。 「神は、みこころのままに、あなたがたのうちに働いて志を立てさせ、事を行わせてくださるのです。」(ピリピ2:13) 2012年2月14日 小坂圭吾
東京スカイツリー開業 “東京スカイツリー”の高さをご存知ですか?高さは634メートル、語呂合わせでムサシ(武蔵)、武蔵の国を思いながら高さを決めたとのこと、なかなかしゃれていますね。昨年の11月にギネスに「世界一高いタワー」と認定され、文字通り類例のない世界一のタワーです。東京の東側、下町の地に、世界一高いタワーが立ち、不思議なことに威圧感も違和感もない。「時空を超えたランドスケープ」というコンセプトから来るデザイン、この時代にしかできない技術で、この時代背景を反映したものになっているのでしょう。この事業主体が「東武鉄道」、おとなしい地味な会社が全体の企画を引っ張っていく。このことも良いハーモニーになっているのかもしれません。 実は、この東京スカイツリーの建設状況を、毎月1回、浅草から約2年間見守ってきました。歴史研究会が毎月1回、浅草で開催され、せっせと通っていました。途中から次第に背がグングン伸びて、研究会の休憩時に窓を開け、皆で「かなり高くなってきたぞ!」と言いながら、眺めたものです。帰る途中に、隅田川のわきの隅田公園を歩きながら、カメラのシャッターを切ったりもしました。昨年の3月18日に世界一の高さに到達しましたが、その前に東日本大震災がありました。この東京スカイツリーが、日本の復興と合わせて、良いシンボルになってくれることを期待します。今年の5月に新規開業です。 東京プレヤーセンター(TPC) 昨年11月に始まった東京プレヤーセンター(TPC)、何度かこのブログの中でご紹介しましたので、名前だけは記憶にあるかと思います。TPCは、御茶ノ水クリスチャンセンターの4階です。「365日礼拝、365日祈祷会」を中心にして、その場所(約50人収容できる礼拝堂)を十分生かし、福音宣教を中心に様々な活動を超教派でして行こうという働きです。 それは、ITCN(インターナショナル・東京・クリスチャン・ネットワーク:毎週月曜日の午前、午後、夜3回の集会をこのお茶の水クリスチャンセンターで開催、2007年4月からスタート)からの発展であるともいえるでしょう。JTJ宣教神学校の国際学長の中野雄一郎先生が、情熱を燃やされて始まり、その趣旨に賛同したクリスチャンが集まり始まったものがITCNです。私も、このITCNの働きに最初から2年ほど深くかかわり、協力させていただきました。その後、TPCのスタートにつながり、開所礼拝がもたれると聞いた時に、これは協力していかなければと言う思いが与えられました。 人生の目的講座 TPCが開設されてまもなく、TPC・代表の和気敏治さんから「信徒の方々が、聖書を深く学
ぶ機会、お互いに意見を交換して深い学びとなるようなことをしていきたいですね。PDJで何か企画できることはありませんか?」とお誘いを受け、即座に「人生の目的講座」等考えられることをいくつか挙げ「ぜひやっていきましょう!」と返事をしました。かなり前から温めていた事柄ですが、いよいよやる時が来たのだと思いました。 ということで、今年1月から、TPCで「人生の目的講座」を始めることになりました。「人生を導く『5つの目的』」を使って、聖書が語る“人生の意味と目的”を考え、他の人とも分かち合い、互いに成長していく事を狙いとしています。PDJとTPCの共同企画ではじまり、始まり! このような神様の働きを新しく始めるには、“神様から押し出されるようにして始める”ことであろうと教えらます。TPC・代表の和気敏治さんとも色々とお話をしていて、TPCを始めるにあたり、同じような気持ち、考えでやっておられると感じます。そして、やるからには、神様がもうやめてもいいよと言われるまで続けること。途中でやめたいならば、神様に聞いてごらんなさいともかつて教えられました。始めるのが神様なのだから、責任も神様にあると思います。もちろん、私の責任もありますが。PDJを始めるときも、そのような導きで始めました。そして、今回始めるこの講座も、そのような導きを感じながら、私の責任で出来る良いものを精一杯提供して、皆さんの信仰の成長に役立ちたいと心から願っています。 (続く) 「神は、みこころのままに、あなたがたのうちに働いて志を立てさせ、事を行わせてくださるのです。」(ピリピ2:13) 2012年1月30日 小坂圭吾
来年の手帳 今年もあと10日余りとなりました。年の暮れの人事往来の慌ただしさと相まって、何となく気忙しく感じてきました。今週末は、祭日、クリスマスイブ、クリスマスと3連休になり、クリスマス行事が目白押しになることでしょう。この頃になりますと、手帳も2011年度から2012年度に切り替えていきます。新しい年の手帳に来月以降のスケジュールを記入しなければ、覚えておくことが出来なくなくなるからです。今年の手帳を、最初からめくりながら、去年の暮から正月にかけてはどのように過ごしたのかな?と思いにふけりながら見ていくのも楽しいものです。そして、必要な事柄を来年の手帳に記入していきます。今年のやり残しの課題も書き写します。そして、もはや新しい手帳・2012年度版に切り替えています。 デボーション・ノート ところで、皆さんは、日記帳あるいは、デボーション・ノートをつけておられますか?私は、日記帳をつけるようになったのが、もうかれこれ30年ほどになるでしょうか。日記帳と言えば、多くが1日1ページで厚さが3センチもあり、最初は熱心に書いても空白の日も時々、いやしばしば出て来るものです。途中から切り替えて、デボーション・ノートも兼ねたものにしたのです。色々と書店で探した結果、高橋書店の“NEW DIARY”を使い始めました。1ページに2日分入り書きやすく、出張でも持ち運びが手軽に出来ることで、もう10数年はこれを使っています。これには、年度の目標と計画、そして毎日のデボーション記録、日記帳的な記録、目標の見直しや心の棚卸、年度末になると1年間の振り返り、反省等を記入しています。 SEE→THINK→PLAN→DO先にPDCAサイクルについて書きましたが、このブログを読んでくださっている方の多くは、わかっているよと思われたかもしれません。そこで、今日はもう一歩踏み込んだしSEE→THINK→PLAN→DOのやり方をお話いたします。来年度の計画をこの暮れから正月にかけて考えようと思われる方も多いと思いますので、ご参考に供します。この考え方は、ソニーの小林茂氏(当時の常務取締役・厚木工場長)が約30年前に提唱されたものです。私も箱根の研修会(歩行ラリーを使ったチームマネジメントの研修会)で直に何度か教えをいただきました。彼は、日本的な経営の良さというのをもう一度復帰させようという中から考案されたもので、それがSTPDサイクルという考え方です。“SEE”というのは、まず現場、対象をありのままに見る、事実を見ることです。「事実」と「解釈・分析」が混じらないように注意が必要です。“THINK”は、集めた事実をもとに分析したり結合したりして、「解釈」や「想い」を抱いたりして考える。“PLAN”は、それをもとに計画を立てる。そして“DO”実行です。 このSTPDサイクルを一言で言うと、「まずありのままの事実を見て、それから分析して、計画を考えよう」ということです。PDCAが「計画をまず立てる」ところからスタートするのに比べると、STPDは「まず現状を把握しよう」というところからスタートしています。たとえば、“来年の私個人の目標、計画を立てる”テーマについて考えてみ
ます。まず、今年1年を振り返って、①私がやった事柄について、うまくいった事、良かった事実、②やりたいと思いつつ出来なかった事、やったがうまくいかなかったことについて、事実を列挙します。大項目としては、家族のこと、仕事のこと、教会のこと、健康のことくらいに分けて、紙に書くことをお勧めします。出来るだけ多く、出し切るまで書いていきます。(SEE)次にそれらの事実を見て、分析です。(色々な方法がありますが)、一つ一つの項目について、自分にとって重要度を評価します。(◎、○、△で評価)、◎、○について、分類をするのもいいと思いますが、それらを自分なりに解釈や想いを抱いて見ることです。(THINK)そして、その中から来年は、こうしようと計画を作っていきます。出来るだけ具体的な計画にしていきます。大変大ざっぱなやり方を説明しましたが、個人の場合は、この程度のやり方で十分ではないでしょうか。私も、年末から正月明けにかけて、新年度の計画を作るつもりです。 今年は、日本全体も個人においても色々なことがあった年でした。されど、様々な困難な事柄が、信仰という心のひだを少し深く磨かれたのではないかと、感謝しつつクリスマスを過ごしたいと願っております。「すべてのことについて、感謝しなさい。」(テサロニケⅠ5:18)2011年12月20日 小坂圭吾
来年のカレンダー霜月(11月)はもうすぐ終わりです。文字通り霜が降る月の意味ですが、温暖化の影響でしょうか、霜を一度も見ませんでした。そして、“忙しくて師匠も走る”と言う師走(12月)となります。このことばのもつ語感が、年の暮れの人事往来の慌ただしさと一致するためか、とても親しみを感じます。ところで、そろそろ来年のカレンダー、日記帳、手帳を購入されましたか?私のところにも、11月になって来年のカレンダーが数本送られてきており、先日は、本屋さんで手帳を購入しました。カレンダーは、どのカレンダーも週の始まりは日曜日から始まっていますが、手帳は、1ページに1週間のスケジュールが入り、その週の始まりが月曜日のものが多いのです。近年は少し改善されましたが、日曜日で始まる手帳で気にいったものを探すのに、かつては苦労しました。したがって、手帳だけは、心なしか早くに購入しています。 夢・目標について 今年1年を振り返るのは、まだ早いと思いますが、皆さんは今年目標を立てられましたか?もう10数年前に“夢”について入手した1枚の紙があります。作者は不詳です。 夢
夢がある者は、希望がある。 希望がある者は、目標がある。 目標がある者は、計画がある。 計画がある者は、行動がある。 行動がある者は、実績がある。 実績がある者は、反省がある。 反省がある者は、進歩がある。 進歩がある者は、夢がある。実に素晴らしいサイクル、一般によく言われる“PDCAサイクル (PLAN→DO→CHECK→ACTION)”になっています。この考え方は、仕事ばかりでなく、個人についても何か実現していく際に使える考え方です。ここで、夢はビジョンに、希望は目的と言い換えてもいいでしょう。ここでいう夢とは、“将来実現させたいと思っている望み”のことです。夢よりも希望、希望よりも目標のほうが実現可能なこと、具体的な事柄ということができます。今年はこのようにやるぞ!と個人の目標を立てる、教会の目標・計画立案があるかと思います。 PDCAサイクル PDCAサイクルとは、PLAN【計画を立てる】→DO【実行する】→CHECK【評価・検討する】→ACTION【改善策を講じる】のことです。 (1)計画を立てる<PLAN>―――計画を考える前にまず目的を考え、その目的に対して、計画をすなわち目標と具体策を考えていきます。私たちの悪い癖は、目的を考えないですぐに計画を立てるあるいは行動する。私も含めて、大部分の人がそのような癖を持っています。目的を考え、計画を作る。計画は大雑把なものから色々ですが、自分たちの目標レベル、内容に応じて細かさは考えて作るのが良いでしょう。計画を立てるときには、紙に書き出すことが重要で、そのことによって良い考えが与えられるものです。 (2)実行する<DO>―――計画したことを実行するのみです。
(3)評価・検討する<CHECK>―――これが意外とおろそかにされます。良かった!で終えてしまわないで、良かったこと/改善すべきことを洗い出します。実行し結果が出て、結果は満足に値するかどうかを考え、駄目だった時は、具体的に何が不十分だったのか。満足する結果の時は、何をしたことによってその結果を得られたか等を考えます。 (4)改善策を講じる<ACTION>―――評価・検討した事柄を、次に生かすことです。 このようにPDCAサイクルを回すことによって、らせん階段を上るように、私たちも成長していきます。PDCAの中で、計画を立てる項目は、大雑把なやり方であっても、しっかり考えてやることです。そして、実行し、評価・検討し、改善策に生かすのです。目標についてさらに考えてみましょう。(続く)「目標を目ざして一心に走っているのです。」(ピリピ3:14) 2011年11月30日 小坂圭吾
心の掃除 前のブログでは、片づけ、整理整頓について書いてきました。片付け本を要約すると「いらないものを捨てる」、「ものを持たない」の2点に絞ることが出来ます。ある本では、逆転の発想で「捨てるモノ」ではなく、「残すモノを選ぶ」と教えています。確かに、捨てるかどうかと自問して迷った時、「残したいのか?」と自分に聞けば、答えが出て来るかなとも思います。ところで、片づけ、断・捨・離がこれですべてうまくいくかと言えば、そうは簡単ではないこともあります。日常の掃除と違って、いざ片づけとなると心がそれなりに整ってないと決断ができないのです。心がむしゃくしゃしている中で、「これは必要、これは捨てる」とは出来ないのではないでしょうか。心の掃除こそ、実はもっと考えておくべきことのように思います。 心の残痕(きずあと) 若い20-40歳代の頃は、気分が乗らないとか、気分が落ち込んでいるとかがありましても、「それはそれとして、やるべきことはやらんとあかん!」と心のスイッチを切り替え、後ろの事を忘れて前進したように思います。ですから、あまり心や気分に左右されることなく、歩もうとしていました。そうは言っても落ち込んでいれば、力は出なかった事でしょう。 人間関係において落ち込んだ場合ですが、正しい処理が欠かせません。人間関係で失敗して忘れても、正しく解決もしくは処理できなかったことは、後になってふっと思い出して「あの時はまずかったなあー」と苦い味、悔いのようなもの、残痕が残っているものです。 先日ふと20数年前のある失敗のことを思い出して、妻に話しました。それは、山登りに家族と一緒に(その時は4人)出掛け、山に向かって歩く途中で、私が怒り出して気まずいまま山を登った事でした(理由は思い出せません)。妻はまったく覚えてないとのこと。その後、1か月後くらいにその失敗を雪辱すべく、同じメンバーでもう一度その山を登ったのでした。忘れられない心の残痕、もはや血は流れていませんが、主なる神にゆるしをお祈りしました。 心の「霊的なバケツ」 数年前の話ですが、アメリカのシカゴにあるウイロークリーク・コミュニテイー教会のビル・ハイベル牧師が、心を「霊的なバケツ」にたとえて語られました。心の掃除も兼ねたとても有効なお話です。聖霊による思いは、「いのち」と「平安」ですが、心にある「霊
的なバケツ」にこれらが満ちていると人々との関係、仕事や家族との関係、余暇の過ごし方がとてもスムースに行きます。大切なことを決断することも、スムースに出来ることは言うまでもありません。しかし、このバケツのエネルギーが満杯の状態から大きく減っていくと大変です。いらいらが色々と起こり、物事がスムースに進まなくなるのです。このバケツを満たす方法は、色々とあります。十分に眠る、静かに本を読む、デボーションをする、ウオーキングをする、人と楽しく食事や会話する、海に行く、山に登るなどなど。各人それぞれですが、自分は何によって満たされるのかを知っておくことが大切です。 心を守る この「霊的バケツ」をいっぱいにしておくために、毎日補充する知恵と工夫が必要です。毎日の減ったエネルギーを補充するには、第一は「デボーション」です。複雑で多忙な毎日を過ごしている方々にとっては、デボーションの時間を十分取れないかも知れません。そのためにも、自分は何でバケツがいっぱいになるか?を発見しておくことが重要です。私の場合は、毎朝デボーションで不足を満たしつつ、1日の半ばで枯渇するとウオーキングあるいはラジオ体操をする、もしくは本を読むのです。かなり枯渇すると遠くに出かける、あるいは海に行く等々これらを組み合わせてやるのです。ですから、“旅に出る”のは、心にある「霊的なバケツ」の枯渇を補ってくれる最大の方法であるばかりか、心の中の汚れや垢(あか)を洗う、心の残痕をいやす、掃除することもこの旅を通して出来るのです。旅を通して、自然や歴史や文化を学ぶ、地方の産物を賞味するばかりでなく、これも旅の大きな収穫でもあります。 「何よりも、心を守りなさい。いのちの泉が湧いてくるところだからである。」(箴言4:23現代訳)2011年10月19日 小坂圭吾
暑さ寒さも彼岸まで 今年の残暑は、厳しい日が続きましたが、やっと秋分の日(9月23日)を迎えました。「暑さ寒さも彼岸(ひがん)まで」という言葉をご存知ですか。先日、若い人に聞きましたら、あまり知らないとのこと。この意味は、「冬の寒さ(余寒)は春分(3月21日)頃まで、夏の暑さ(残暑)は秋分(9月23日)頃までには和らぎ、凌ぎやすくなる」という意味です。日本の慣用句ですが、季節感と共に確かにそのように暑さ寒さが凌ぎやすくなり、的を射ているなと思わされます。今年も、そのようになってホッとしますね。 ところで、今年の夏は、節電対策で扇風機を使った方も多かったことでしょう。我が家も扇風機には、例年以上に活躍してもらいました。2か月も使用しますと扇風機の羽にホコリがたまってきます。例年ですと、扇風機をしまって暖房器具を出す時、掃除をすることで事足りていました。今年は、扇風機が大活躍をしたためホコリがついて、途中で掃除をせざるを得ませんでした。やはり、片づけや掃除はこまめにやる几帳面さが要求されるようです。 机の片づけ
皆さんの机の上は、きれいですか?机の中はどうでしょうか?机の上が物置になっている方も時々見かけますね。私の机の上には、パソコン、本立て、ペン立て、スタンド以外は置かないように心掛けています。もちろん、仕事をするとき色々な資料を持って来て、目いっぱい広げることもあります。先週は、珍しくいろいろと必用な物を持ち込んで、机・床・台の上に並べて戦線拡大もいいところ。こんなに広げてやることは多くはありません。しかし、その日の終わりには、「今日はここまで!」と区切りをつけて片づけをして、机の上はキレイにします。机の上は作業をする所なので、極力モノを置かないようにしています。 整理整頓とは、まずは物を減らすこと、そして使いやすく配置をすることです。前者が整理であり、後者が整頓になるのです。不要なものが多いと整頓は難しくなります。こうすることによって、机の上、中、キャビネット、棚、本棚、押入れもきれいに片付いてくることでしょう。日頃からこまめに整理整頓に心がけることです。 旅行と写真の整理多くの方が苦手であろう“旅行と写真の整理”について、お話しましょう。私も“下手(へた)の横好き”と言って、コンパクトカメラで何か良いネタがあると写真を撮りまくります。その後ですぐに、画像を見て不要なものはどんどん消していくのです。したがって、パソコンに保存する段階では、おおむね半分に減っています。さらに、パソコンの画面で見て、2-3割は削りますので、撮影段階から見れば20-30%に減っていることでしょう。保存の時には、年月と主要なテーマを入れてファイル名にしています。プリントするのは、その中で数枚でしょうか。それが写真帳に年代順に入れてあります。
旅行に関しては、国内、海外に分けて旅行ごとの資料をしっかりとファイルし、写真の中でこれは思うものを写真帳に入れて、詳しくはパソコンにありますので、いつでも開くことが出来ます。これは、経営コンサルタント・大前研一がそのノウハウを披露してくれたのに倣って、小坂流に工夫をしています。彼は、旅は記憶するだけでなく、記録に残しておくことが大変な玉手箱になると勧めています。彼に触発され、旅行の整理がぐっと良くなりました。整理整頓された旅行のファイルや写真をひも解くと、旅の記憶ばかりか自分の人生の過去の旅路にさかのぼることが出来、いろいろなことが一瞬にして脳裏によみがえってきます。1枚の写真からよみがえってくる人生の旅路を味わうことも、整理整頓、片づけの楽しい一面ではないでしょうか。楽しく整理整頓をしましょう。整理整頓の極意は、ほんとに必要なものは何かを考えることです。必要なものでも、使う頻度(毎日、週に一度、月に一度等々)も良く考えて配置することです。片付けは、人生における様々な場面での優先順位を考えることと同じようなことが大いにあると思わされます。人生の片づけ術の腕を、さらに磨きたいものです。「あなたは、いろいろなことを心配して、気を使っています。しかし、どうしても必要なことはわずかです。」(ルカ 10:41)2011年9月23日 小坂圭吾
断捨離
今年の始めごろ、妻から「断捨離(だん、しゃ、り)」という言葉を知っているかと尋ねられました。聞いたことのない言葉で、ある切り抜きを渡されました。読んでみますと「これは面白い」と感じ、さっそくインターネットで調べますと、今注目されているとのこと。皆さんは、ご存知でしたか?最近、あちらこちらで見かけるようになりました。 ヨガの「断業」、「捨行」、「離行」という考え方から来ているとのことで、10年ほど前、金沢市に住む主婦が提唱し、ブログを通して広がったとのことです。「断捨離」は、不要なモノを断ち、捨てることで、モノへの執着から離れ、身軽で快適な生活を手に入れようというものです。モノも情報もあふれかえっている現代。ともすれば、安いからと必要もないものを買い集め、捨てることもできずにいる自分。次から次へと流れてくる情報に右往左往している自分。そんな生き方に対して、不必要なものを捨てるというプロセスを積み重ねると、身の回りをスッキリさせることが出来、自分の心をも整理して行くことが出来るというものです。現代は、“いらないものをいかに捨てるかという知恵”こそが、必要な気がします。 人生の片づけ術 このことで思い出すのは、あの「坂の上の雲」に出てくる秋山好古の生き方です。彼は、実にシンプルな考え方、生活態度で生き抜いた人だったと思います。NHKテレビでの放映を見て刺激され、「坂の上の雲」を読み始めました。単行本は全部で8巻、いま6巻まで読み終えました。NHKテレビでの放映が終了するころには、読む方も完了したいと思います。 ところで、わかりやすく言えば“片づけ”ですが、私もいつの間にか“片づけ上手な一人”になりました。大袈裟に言えば、人生の片づけ術ですね。世の中には、片づけコンサルタントも出て来ています。事務所はもちろん、家、書斎、物置もきれいに片づいています。妻も私に影響されて、片付けがかなり上手になったように思います。私の片づけ上手はいつごろかな?と、これを書きながら思い出してみました。それは、母の影響が大であったと思われます。実家は、それはもうきれいに片づいていましたし、母の片づけや掃除をしていた姿が目に焼きついています。どこを開けても整然としていました。祖父がきれい好きっだので、その影響も大きかったようです。ビジネスをするようになって、片付けの上手な身近の先輩を見ながら、少しづつ腕を磨いてきたように感じます。 身のまわりの片づけ 毎日の煩雑な生活の中で、片づけをしなければならないことが次々に起こってきます。先月でしたが、ふと時間が出来ましたので、不要なものを少し整理でもしようと思い立ちました。やってみるとほとんど片づいていて、捨てるもの、整理することもあまりありません。それよりも、大事にしている物をもっと活用しようと思い立ちました。やはり、忘れてそのままになっている物があるものです。 “片付けの極意は何か?”と問われれば、物をすぐに分けて整理することです。必要なものと不要なものを分けて、不要と分類したものは、捨てるべき箱に入れます。期限が来れば処分をします。すぐに捨
てるかどうかを迷うことがありますが、その場合は、一時置き場の箱に入れます。1-2週間後に見直しすれば、簡単に必要、不要を決めることが出来ます。寝かすことの重要さがここにもあります。 必要と決めたものは、整理整頓をしてありますので、必要なキャビネット、本棚、ファイルに入れます。入れる際に目に触れた過去のもので、もういらないと即座にわかる時があります。それは取り出して、廃棄します。もし時間があれば、ついでにそのファイルやキャビネット、本棚を整理整頓してしまいます。要は、不要なものを減らす努力をついでにするのです。ほんの少しの時間を使ってやるのです。片づかない人の多くは、そのときそのとき片づけをしないで、後からしようとしますので片づきません。「仕事の出来る人は、片づけも上手である」いや「片づけの上手な人は、仕事も出来るようになる」と言いきってしまっていいかもしれません。片づけをうまくやれば、仕事もはかどることは確かです。 「あなたは、いろいろなことを心配して、気を使っています。しかし、どうしても必要なことはわずかです。」(ルカ 10:41)2011年8月17日 小坂圭吾