2019年8月6日火曜日

コーヒーブレイク「映画『最高の人生の見つけ方』を見る」


カナダ、ジョフリー・レイクス
思わずほろっと!

映画については、NHKのBS放送で過去の良い映画が次々に上映され、楽しみに見ています。そんな中で、何度か見た映画に『最高の人生の見つけ方』(2007年、アメリカ)があります。

タイトルに引き付けられ、映画評を読んで、初回だけ映画館に足を運びました。いつもコーヒーとクッキーを持って映画館に入ります。我が人生を振り返りつつ、感動と共に涙もろく泣きました。あらすじは、次の通りです。

実業家で行儀の悪い大富豪エドワード(俳優:ジャック・ニコルソン)と、教養人で家族のために地道に働いてきた自動車整備工カーター(俳優:モーガン・フリーマン)は、癌に侵されて同じ病室で知りあった。

共に余命は6か月。カーターの枕元には、いつも妻がいるが、エドワードの枕元には世界最高のコーヒーを淹れる器具と忠実な秘書だけである。あるとき、カーターが棺桶(かんおけ)に入る前にやっておきたい夢を作り(棺桶リストと言う)、エドワードがそれを見て付け加えた。

二人は意気投合し、やりたいことをすべてやり尽くそうと決意し、無謀にも病院を脱出する。やりたいことリストを手に、ピラミッド、ヒマラヤを周り、レーシングカーでの対決やスカイダイビングに挑戦等々、さまざまなことに挑戦する。

お金は、大富豪エドワードが負担し、死を意識した初老男性2人が、残りの人生を生き生きと駆け抜ける。感動ストーリーをさわやかなユーモアで描き、2人の友情とすがすがしい笑顔に、思わずほろっとさせられます。

一番大切なことは?

夢の実行が次々と実現する過程で、二人の人生観が見えてきます。大富豪エドワードは、4度も結婚し巨額の利益を一代で築いた行儀の悪い人物として、一方の自動車整備工カーターは、物静かで夢をあきらめたが、神様を敬い家族を大事にする信仰心のある人として、同じ運命を持った二人が旅する中、掛け値なしの自分をさらけ出す。

そんな中で、二人はかけがえのない友情を築いていくのです。それを通して、それぞれが心から求めているもの、一番大切なことについて見出し、再確認していくのです。

「最高の人生とは何か?」と考えたかどうかは分かりませんが、一番大切なことは、人とのきずな、家族・友達というお金では買えないものを得ることだということです。そこにこそ、心から生きている喜びを感じる場があるのです。
カナダ、ウイスラー・ビレッジ
心のふれあい

誰も「最高の人生」を送りたいと願っています。そのために、色々なことに精を出し、努力しています。毎日多忙な生活をしている私たちは、目先のやるべきこと生活に追われていることも現実です。

20代、30代、40代は、とにかく懸命に走っている自分の姿ですが、「どんな人生を送りたいの?」と聞いてみたいですね。30代、40代の私には、自信に溢れた答えが返ってきますが、その答えを聞いて、「欠けている事があるのでは?」と今なら質問することでしょう。

20~50代にかけて、一番欠けること、後回しにしがちなことは、「人との関係」です。「関係こそ人生の全てである」と聖書では述べています。とかく、人よりも物を重視している自分があります。

妻や子どもたちとの時間は見つけるようにしている、親に対しては時間を少しは割いている、他の人のために時間を作る努力をしているなど、沢山の仕事や用事と比較すると、低い優先順位に置かれ、生活のほんの一部に過ぎないのです。

その時間を仕方なく、後から無理やりスケジュールにいれているのが実情です。私の場合、それでも家族に対して配慮したと思いますが、「人生におけるもっとも重要なことは、関係である!」との考えは、残念ながらありませんでした。

50代後半になって、やっと目が開かれたのです。ある人が「本当の友達、何でも相談できる友が何人いますか?」と聞きました。この質問にはハッ!とさせられますね。妻との関係、子供との関係、親・兄弟との関係、友達との関係、仕事上の関係の中で、物を重視ではなく人を重視した関係、このための時間を割きたいと思います。 

「鉄で鉄を研ぐように、人の心も他の人の心との触れ合いによって成長する。」

(箴言27:17 現代訳) 

20198月6日    小坂圭吾

2019年7月4日木曜日

感謝「人格をみがく」


歯を磨く

 私たちは毎日歯を磨いています。少なくとも2~3回、私は毎食後磨きますので、1日に4回程度になります。歯については、以前から虫歯もほとんどなく丈夫であると自信があり、歯医者に行くこともありませんでした。

ところが、歯の不調で歯医者に行ったところ、歯槽膿漏(しそうのうろう)になっていたのが分かり、こっぴどく叱られました。それ以後、少なくとも年に一度歯医者に行って、歯の掃除(クリーニング)をしてもらいます。

その時、磨き方が悪いと磨き方の指導がされます。教えられた通りやっているつもりが、いつの間にか自己流になっていて、翌年、歯磨きの指導を受ける羽目になります。何度か続けていくと、指導されているとおりに綺麗に磨けていて、お褒めの言葉を頂きます。

100歳までこのまま使っていきましょう。」と励まされ、「まだまだ先の事ですが…。そうしたいですね。」と答えながら嬉しくなりました。「90歳までこのままでー」と言っていた歯医者さんですが、今回は一気に10年も延ばしたがいいのかな?と思いながら帰宅したことです。

歯の磨き方をご存じですか?

 歯科衛生士さんより何度も「歯の磨き方」の指導を受けて、3つのポイント①歯本体を磨く②歯と歯の間をみがく③歯の基を磨くについて学びました。これは、私たちが「人格をみがく」ことに通じるものがあると発見です。

①“歯本体を磨く”ですが、自分自身を磨くことに通じます。聖書を読み、聖書的な考え方をしっかり身に着け、行動、言動において自分を高めていく努力をしていく。それは御霊の助けを得て、御霊の実、人格とも言うべきものが整えられていくことです。ピカピカの白い歯でも、歯磨きを怠たれば、やがて黄色くなってしまいます。私たちの人格も、毎日磨いて向上させなければ、やがて錆付いてしまうのです。

②“歯と歯の間を磨く”ですが、人と人との関係を磨くことです。家族関係、特に夫婦関係の中で、教会員との関係の中で、職場での上司、同僚、部下との関係の中で、自分の在り方を考え、自分が何者かを理解していくのです。互いに刺激し合って、成長させられ、人との関係において磨かれていきます。神が私たちを創造されたことを思う時、人との関わり合いの中でこそ、生きることの意味が分かってくるのです。

③“歯の基を磨く”ですが、私たちと神さまとの関係をいつも正しく整えておくことです。土台である歯の基がしっかりしてなければ、いかに歯の本体を磨いても意味をなさないのと同様に、私たちも生きることの土台である「主なる神との関係」をしっかりすることが大切です。聖書に生きる、福音に生きるとは、この主なる神さまとの関係を揺るぎないものにする事です。これは、私たちにとってデボーションを確立することであるとも言うことができます。


人格をみがく

歯磨きにおいては、③歯の基を磨き、②歯と歯の間をしっかり磨くことが大切であり、それを意識して磨くことが重要です。とかく①歯の本体を磨くことに力をいれて他を疎かにしがちで、優先順位を間違えてはなりません。

「人格をみがく」ことにおいても、③神さまとの関係を正しく整えることが最も大切であり、次に②人と人との関係を磨くことであり、①自分自身を磨くことは、それ自体大切なことに違いありませんが、これらの結果として出来てくる、導かれるのです。

人格、品位が備わることは、聖書で言うならば、“御霊の実を結ぶ”ことです。愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、柔和、誠実、自制とありますが、これらは、主なる神さまにしっかり結びつき、良い関係が出来ていれば、神さまが実らせてくださるのです。主との関係を土台として、人との関係も良い関係を持つことが出来るようになります。

神さまとの関係が第一で人との関係も整っていくのです。とにもかくにも、主なる神さまにしっかり結びついて、聖書を読み、祈り、実行する者とさせていただきましょう。 

「キリストの中に深く根を張り、キリストに堅く結び付けられて建て上げられ、また、教えられた通り信仰を確立し、あふれるばかり感謝しなさい。」(コロサイ2:7 現代訳聖書) 

2019年7月4日    小坂圭吾

2019年6月5日水曜日

喜び「ユーモアを楽しむ」 


日本の鉄道、飛行機は超正確!

今年もJRの時刻表(全線、全駅掲載)を買いました。昨年の版と比べても、ほとんど時刻は変わりませんが、日本の電車は時間が正確ですので、旅行するには必須で、時間の確認をしなければ、遅れることになりかねません。

日本の飛行機も、まさに正確です。航空関連情報の収集・提供を行うOAGの報告によれば、2017年の世界の空港の定時運航遵守率ランキングは、運航便数で世界トップ20の航空会社のうち、第1位はJAL(日本航空)で定時運航遵守率は85.27%。第2位はANA(全日空)83.81%が続き、日本の航空会社が12位を独占しました。この記事を書きながら、こんなジョークを思い出しました。

インドの列車はしばしば遅れる。人々も遅れることに慣れたもので、いちいち目くじらを立てる者などなく、のんびりとおしゃべりを楽しみながら駅で時間を過ごしている。ある日、列車が時間通りに到着し発車してしまった。

乗り遅れた人々は、駅員に抗議をした。「いつも遅れるのに、どうしてくれるのか!この責任をどう取るつもりだ?」駅員は涼しげに答えた。「ご安心ください。今の列車は昨日の列車で、今日の列車は、まだまだ先ですから。」

駄洒落(ダジャレ)とジョーク     

私の周りにも駄洒落(ダジャレ)の好きな方があり、思い出すのはTさん、お茶の水で午前の集会が終わり、皆さんと一緒に昼食を食べに行きました。

彼は早々に食べ終わり「実は、これから歯医者の予約があるので、先に行きます。申し訳ない。本日の午後の集会は、小坂さんが司会で、私は歯科医に行きます。」みんなでパチパチと手をたたいて送り出しました。彼は、何かあるごとに駄洒落を考えている、笑顔を絶やさない男です。

駄洒落(ダジャレ)そしてジョークと書いてきましたが、この二つは何が違うのかなと調べてみました。駄洒落(ダジャレ)は、大辞泉によると“下手なしゃれ、くだらないしゃれ”とあり、ジョークは、“冗談、しゃれ”となっています。

語呂合わせは、ダジャレに入るようです。語呂合わせが続きますと少しげんなりして、「品の良いジョークをお願いします」と言われるのを聞くことがあります。“気の利いたジョーク”の使い手になるためには、それなりにネタを集めることから始めることになります。
空母ロナルド・レーガン
世界の共通語

アメリカ合衆国・第40代ロナルド・レーガン大統領は、偉大な大統領の一人ですが、元ハリウッド俳優だけあって、ジョークの天才です。危機的状況のときこそ、このジョークが人の心を落ち着かせるということを心底理解している人で、レーガン大統領の逸話にこんな話があります。

彼は、ワシントンD..のヒルトンホテルで、暗殺者のヒンクリーからTVカメラの前で狙撃され、胸を撃たれ瀕死の重傷を負って救急病院に運ばれました。

その時、執刀の医者に向かって、血を吐きながら「みなさんが共和党員だと嬉しいんだけどね」と言ったそうです。その執刀医は民主党員だったのに、「大統領閣下、今日だけは職員全員共和党員です」と答えたそうです。何ともユーモアに富んだ会話で、思わず笑ってしまいます。

笑うことは、何と言っても楽しいことで、「ハッハッハッハ」と笑いながら過ごすことは健康的です。世界共通な言葉は、いくつかありますが、誰しも知っている共通語は、笑いだけかもしれません。一日に何度か笑うことにより、精神的に健康になることは間違いないようです。

私たちは、笑いなくして生きていくことが出来ません。日本は長寿大国、笑いによって健康寿命の延長につながるでしょう。笑いと言っても「気の利いたジョーク」の使い手となるには、準備と日頃の努力が必要なようです。品の悪い言葉を使わないこと、使う場とタイミングをしっかり考えることだそうです。

ネタとして手に入れたジョークについては、用法・用量(使いすぎは逆効果になる)をしっかり守り、食前、食後、食間にお使いください。なお、使用期限は特にありませんが、利く場合と利かない場合がありますので、十分注意してお使いくださいと注意書きがあります。

「また、恥ずべきことや、愚かな話や、みだらな冗談を避けなさい。そのようなことは、良くないことである。」(現代訳 エペソ5:4)

201965日    小坂圭吾


2019年5月13日月曜日

コーヒーブレイク「いい加減を見つける」



早寝早起きは三文の得

今朝は、朝5時前に起きましたが、9時過ぎに寝たためです。カーテンをほんの少し開けてあり、朝の日差しが入り目覚めが早くなります。実は、長年“早寝早起き”の習慣が出来ず、何冊か本を読んで挑戦しますが、長続きしません。“早寝早起きは3文の得”とは、十分に知っていましたがー。

今から約10年前に、家人と一緒に海外旅行をしたときに、毎日夜10時に寝て朝5時前に起床が4日間続きました。出発する前は、「早寝早起き!大変だ!」妻はいつも早寝早起きですから「大丈夫。できるわよ!」と言われて4日間、すんなり出来ました。

帰宅しても不思議とそのまま定着してしまい、それ以来、昔の習慣に戻らなくなりました。“早寝早起きだ!がんばるぞ”と決めたわけではなく、10時ごろに寝て、睡眠は7時間半が良いので、朝5時半から6時ころに起きるとおおよそ決めてあります。

眠りの調子が良ければそのようになり、途中起きて眠れずにウトウトが続けば、遅く起きるのです。ある時は、12時に寝ることもあり、そうなると当然7時ごろ起床となります。あまり力まず、まあ良いあんばい(塩梅)にと思ってやったことが良かったのでしょう。

がんばらない

諏訪中央病院の院長を53歳で引退後、国際的なNPO活動に精を出しておられる鎌田實さん、『がんばらない』の著書もあり、彼の体験をテレビや新聞、著作を通して知るにつけ、色々と教えられます。

「人間は、『がんばる』と『がんばらない』が、まだらであることが大事ではないか」と語っておられます。日本人は、「がんばる」という言葉が大すきで、「がんばれ」「がんばろう」が日本中に今でもあふれています。

そんな中で、彼は『がんばらない』という本を出して、「あなたのままでいい」「競争しなくていいですよ」言う意味を込めているそうで、とても新鮮に日本人に響いたのだろうと述べています。

私たちは、競争社会にさらされて、周りの目を気にしないではいられず、ついつい競争意識に走りがんばる。自分のあるがままの姿では生きられず、カッコつけようとする。そのような無理をしないで、自分らしく生きる。あるがままを認めて生きる。

この考え方は、聖書の教える考え方そのものです。もちろん、一生懸命にやる、頑張りも必要だと思いますが、競争にさらされ周りの目を気にしてやるのではなく、自分のあるがままの姿で生きていきたいのです。



いい加減を見つける

人生100年時代と言われて、もうすっかり定着したかのようです。平成から令和元年になり何か気分も新たになり、一層そんな気分になりました。後期高齢者に仲間入りして、感謝なことに、誰にもそんな年には見られることも無く、それなりに元気です。

人生を楽しく過ごしたいものだと、昨年の秋ごろから、スポーツジムに行き、マシーンを使いながら足腰を中心に体を鍛えています。最近教えられたことは、“100歳人生の後半いや終盤は、貯金よりも貯筋に努める”ことです。

“ちょきん”と言っても、筋肉をしっかり貯える~~貯筋が大切というわけです。いい加減に、いいあんばいに体を鍛えようと思いながらやっています。

“いい加減”と言うと否定的な意味で使われますが、「お風呂、ちょうどいい加減だよ!」のように「ほどよい」「ちょうどよい」状態のときに使われ、「いいあんばい(塩梅)」とも言います。

加減するとは、足したり引いたりすることで、“いい加減”は、ちょうど良いバランスです。この“いい加減”のニュアンスが、発音によってはどうでも良い加減に、そして発音によってはいい塩梅(あんばい)になる微妙な日本語がまた面白いですね。                           

“いい加減に!無理をせず、がんばり過ぎない、頑張らないこと”これは、中高年ばかりでなく、若い時代の私にも聞かせたかったことです。


2019年5月13日 小坂圭吾      

2019年4月23日火曜日

今を生きる「事実をよく見る」


事実を見る

本棚を見ていると柳田邦男の本が3冊(事実シリーズ)もありました。少し色あせていますが熟読した跡があり、懐かしくひもときました。若い頃にこれらの本を読んで教えられ、「事実を見る」という姿勢が養われました。

自分でなかなか出来てないのも事実ですが、この言葉がとても好きです。事実というものにこだわる、事実を基軸にしてという姿勢ですが、先入観や社会通念を捨ててということで、これが言うは易く行うは難いものです。

「事実をよく見る」としても、それだけで分かるわけでもなく、「事実をよく聞く」ことも求められます。事実を確かめるには、複眼で見る目が求められ、視点を斜めから、上あるいは下から、相手の立場に立つ、海外に移してとか柔軟に移動することによって、事実の本質を読み取ることにつながります。

名医はどこか違う

柳田邦男著「事実の読み方」(新潮社)の中に、この中にこんな話があります。

ノンフィクション・ライターとして著名な柳田邦男氏。これは彼の知り合いである外科医H先生のお話です。H先生は、今にもずり落ちそうな古い靴下をよくはいている由。部長の肩書きをもつ立派な医者が、何でゴムのバカになりかかった靴下をはくのか、傍からみると奇異な感じさえします。

このずり落ちそうな靴下を見ただけでH先生の人柄を判断すると「身なりをかまわない人」とか「だらしのない人」と思ってしまいます。(これは先入観あるいは全くの推測!)しかし、柳田邦男はその秘密“をH先生から聞く機会に恵まれたそうです。

それによると、古い靴下を履くのは手術のある日なのだとのこと。大手術になると7―8時間も立ちっぱなしになり、足が冷えたり血行が悪くなる恐れがあります。新品のゴムのきつい靴下を履いていると血行に良くないので、ある時思いついてこのようにしたとのことでした。

手術を完璧なものにするために、ここまで気を配っていたというわけです。「やはり名医はどこか違うと感嘆した」と柳田邦男は書いていました。




よく見て、聞いてみないとわからない

事実というのは、その内容をよく確認する、よく話を聞いてみないと分からないもので、憶測や先入観を捨てないと間違いを犯してしまいます。事実は事実としても、それに自分の意見や憶測や先入観を加えることが何と多いことでしょう。

その結果、事実は脇に追いやられ、憶測や先入観に基づいた主観的判断が入り込み、真実とは程遠い話ができあがり、その話が人から人へと伝わるととんでもないことになってしまいます。

大事に至ったことを少し分析して見ると、意外と相手の話をしっかり聞いていなかった、見てなかったために誤解が誤解を、憶測が憶測を呼んでいたことが見えてきます。実に背筋の寒くなる思いです。

ある方より、こんな問題が起きていると相談に来られました。確かに聞く内容が事実だとしたら、大きな問題だと感じました。しかし、起きている状況や関係者の方々を見るに、こんな馬鹿な事実があるはずはないと思いました。

本人に直接確かめるにはどうかと思い、少し時間を置くことにしました。後日、ご本人からお話を聞く機会があり、そうだったかと驚きました。映画に例えていうならば、ある場面以降を見ると確かに問題に見えますが、その場面の10分ほど前の状況から見ますと何も問題ではありません。

テレビなどのニュースを伝えるときに、編集者の都合の良いところだけを切り取って問題にするのと似ています。事実をしっかり見て、聞いて判断することの難しさを学びました。

こんな教訓を思い出します。「他の人を裁く、悪く思う気持ちが起きたとき、よく知らないからそうなるのだ。」相手を受け入れられない場合、知らないことが多いので、悪く考えてしまいがちです。教会における交わりは、帰するところ人間関係です。

ですから、このような考え方も特に必要であるように思われます。目をしっかり見開いて「事実をよく見、よく聞く」ことの大切さは、言うまでもないことです。おかしいなと思ったら、まず見て聞いて確認する。その際、確かな情報源から確認することが大切です。

 「尊敬するテオピロ殿。それによって、すでに教えを受けた事がらが正確な事実であることを、よくわかっていただきたいと存じます。」(ルカ1:3-4) 

2019年4月22日 小坂圭吾


2019年3月5日火曜日

人生の目的「あなたの人生の原動力は、何ですか」



錦帯橋
人生100年時代

昨年の初めくらいから“人生100年の時代”と言われることが多くなり、これに関して見聞きしたり、読んだりすることも多くなりました。昨年いただいた喪中のはがきの大多数は、90歳代です。このような時代にあって、人は何に動かされて生きていくのか、あなたの人生の原動力は、何でしょうか?

原動力は、人によって様々です。人を駆り立て、その人生を動かす要因になっているものについて、ネットのブログで見ました。「さみしさ」「嫉妬」「劣等感」「怒り」「罪責感」「恐れ」等々いろいろと出てきました。現代では、「お金」が原動力の方も多いかもしれません。

あるいは、「認められたいという願望」が幼い頃の体験から原動力になっている方も多いことでしょう。全く違う観点では、「家族」のために頑張るも原動力になり、「プロ意識」もそうですし、実に様々だろうと思われます。

原動力は育てるもの

世界中の色々な著名人のバックグラウンドを読み聞きしますと(5分間人物伝等もあり)、壮絶な人生を走り抜いてきた人たちだからこそのパワーが感じられます。その方々の原動力の強さは、すごいものがあり、過去の壮絶体験を上手に原動力に変えられた人、そのように変える能力を持っていた人だという事も出来ます。

一方、私も含めてそのような経験がない人も多くあり、そのような体験が無くても強い原動力を手に入れることはできるはずです。多くのケースを見てざっくりと言えるのは、その人の育ってきた環境の中で起きた体験が、何かしらの原動力になっていることが多いようです。

様々な環境、価値観、感情が変化する中で、私を駆り立てるものが芽生え、育ち、強化されていくのでしょう。誰しも自分の生きる原動力を見つけ、育てていく能力を持っているともいえます。

原動力は、やる気とは違うようで、一度得た原動力はそうは簡単になくならないもので、自分を活性化させてくれる車のエンジンのようなものでしょうか。一つとは限らず、二つあるいはそれ以上あるかもしれません。

私もこのように書きながら、昔から変わらない主たるエンジン、原動力は、そのままありつつ、新たに加わり、あるいは変化しているように思います。人生100年時代には、第二の人生は50歳からあるいは60歳からとしますと、学びを通して新しい人生の原動力を手に入れることは、可能です。

私たちは“生涯学び続けること”を通して、自分の興味を広げ、このことに打ち込もうとの種を見つけることが出来ます。「学び」が新しい人生の原動力ともなりえるでしょう。



その原動力の目的は何?

原動力の中には、私たちの人生を行き詰らせてしまう要因や、素晴らしい人生へと展開していく原動力となるもの色々です。私たちの人生がやがて行き詰まりとなるような原動力、例えば、「お金」はどうでしょうか。それを獲得したからと言って、必ずしも幸福にはつながらないのは、しばしば言われることです。

「恐れ」とか「嫉妬」とか「怒り」等々の感情の場合、それをどのように受け止めて原動力にしているかによりますが、うまく打ち勝って良い方向に持っていく原動力にしなければ、心の中でそれを繰り返すばかりで、その傷をさらに自分が受けることになりかねません。

波瀾万丈な人生を走り抜いてきた人たちは、過去の体験をうまく原動力に変えられた人であると書きましたが、その体験をいかにその人にあった原動力にするかです。人生の原動力というからには、「私は何のために日々駆り立てられて生きていくのか?」を考えることではないでしょうか。

「お金」が原動力になっている場合、その目的をどこに置いているのか?ただ自分のためだけか、他の人のため、社会の人のためを考えてのものかによって、駆り立てられる方向が全く異なるのではないでしょうか。

要は、人生の原動力ですから、「人生の目的を捉え直して考える」、神を抜きにしての人生ではなく、聖書の神さまを中心において考えますと、つらい体験から来た要因も、プラスに代るものになりえるのです。

“何のために”を考え抜いていくと、今まで捉えていた原動力が、意味が異なってきて、より深くより広がりがあるものになり、原動力が変わることになるかもしれません。聖書の神さまの視点から、自分の人生の原動力を見直しされると新しい発見があることでしょう。

2019年3月5日 小坂圭吾


2019年2月4日月曜日

健康余話「笑い」


島根・足立美術館
笑点を楽しむ

人は愉快なことを見たり聞いたりすると自然に笑います。笑い番組といえば、「笑点」がテレビの番組の中で常に視聴率上位にあるようです。この1年くらいでしょうか、私たち家族もこの番組を見始めました。

いつも録画で見ますので、漫才やコントで面白くないのはスキップして、大喜利を中心に楽しんでいます。なかなかにおもしろく、過去の再放送も見ていますが、30分も見て笑うと、何か活力が与えられた感じがします。

一人だけで見る時と家人と一緒に見る時を比べますと、他の人と一緒に見ている方が笑いが多くなるようです。自分はあまり面白く感じなくても、家人が笑っているとつられて笑うようです。

笑いは健康によい

“笑う”という行為は、人の心と健康に大いに効果があると言われますが、科学的にも正しいとされています。思いっきり笑った時の呼吸は、深呼吸や腹式呼吸と同じような状態で、体内に酸素が沢山取り込まれ、新陳代謝も良くなり、血行を促進するそうです。また脳の働きを活発にする効果があるとかー。

大きな声で笑わなくても、常に笑顔を絶やさない人は、身体的にも良い影響を与えるという研究結果もあるそうです。心の内面が外見に影響を与えると言われ、現に私たちもそのような態度・表現をしています。

楽しい気持ちであるので笑いが出るし、悲しい気持ちであるので泣くのです。その逆もまた真であり、外見が心の内面に影響を与えるのです。笑顔であれば楽しい気持ちになり、シャンとした姿勢でいると気持ちにも張りが出てくるという具合です。

ある研究によると、意識して笑顔を作って漫画を読んだときの反応と、厳しい表情で漫画を読んだ時の反応を比較すると、笑顔の時の方が面白い、との評価が出たそうです。

私は、あまり漫画を読まないのでこの結果は良くわかりませんが、さもあらんかな?と思います。笑顔を作ると楽しい気持ちにもなり、少しでも面白い漫画であれば、さらに楽しく面白くなるものです。


笑いは伝染する

笑顔で楽しそうな人がいれば、周りにいる人たちも自然と楽しくなります。笑いは、周りに伝染すると言われます。NHK番組に、著名人の家族の歴史を本人に代わってNHKが徹底取材し、「アイデンティティ」や「家族の絆」を見つめるドキュメント番組:ファミリーヒストリーがあります。

先月、俳優の堺正章ファミリーヒストリーなる番組が放映されました。驚きと感動の番組でしたが、彼のお父さん:堺 駿二は、生まれながらの喜劇役者でした。彼が出演する映画、ドラマの撮影現場は、いつも笑いが絶えなかったそうです。

厳しい難しい監督の時も、彼がいるととても和やかで良い雰囲気だったそうです。彼の映画は何本も見ましたので、この番組を通して彼の人柄が良くわかり、感動をおぼえました。笑顔で楽しくやっていますと、周りの人たちも自然と楽しくなるのです。

喜劇役者・堺駿二のお話を持ちだすまでもないでしょうが、“笑いは周りに伝染する”のです。話している人が笑顔であると、自然とこちらも表情が和らぐ。気難しい監督であろうとも、笑顔で話しかければ表情が和らぐのです。

表情は、相手も同じように反応を起こすのです。堺駿二の場合、撮影現場に入ってきますと、楽しい人が来たぞとその場にいる人の気持ちも彼が来るだけで気持ちが明るくなったのではないかと推察しました。

この笑顔と笑いは、健康に良いことは言うまでもなく、相手の心を開く力があり、周りの人へも良い影響を与えて、人間関係もスムースになることでしょう。今年も大いに笑って、笑顔で過ごしたいと願います。

2019年2月4日 小坂圭吾

<追伸>

🔴 20191月より、「さ ろ ん 塩」~人 生 を 考 え る 集 い~をお茶の水クリスチャンセンター・東京プレヤーセンター(TPC)で立ち上げます。

あなたの人生の目的は何ですか?

あなたは何が好きで、どんなことをやりたい、どんな人間になりたいですか?

自分の人生は成功だった、最高に幸せだったと言えるような人生を送るための

楽しい読書会です。テキストを通し、質問を自分自身に問いかけるところから、変化が始

まると思います。


➀テキスト:「人生の目的を探る旅」(リック・ウォレン著)

750 円+税 キリスト教書店、アマゾンで購入可)

②世話人: 岩渕勲(前ギデオン協会会長)

小坂圭吾(パーパス・ドリブン・ジャパン/ロゴス出版社代表)

和氣敏治(東京プレヤーセンター代表/チャプレン)

③日時:毎月第4 木曜日19 時から20 30分(2月より時間変更)

2019 1 月からスタート、2月以降は、2/28、3/28)

④場所:お茶の水クリスチャンセンター4

東京プレヤーセンター・オメガチャペル(403 号室)

東京都千代田区神田駿河台2-1、OCCビル4

JR&地下鉄 御茶ノ水駅 徒歩35

⑤参加費:1 回につき500

⑥お問合せ:和氣敏治(わけとしはる)

03-5577-6365(東京プレヤーセンター)/070 -5572-8868(携帯)

E-mailtoshi.wake@gmail.com