2020年6月24日水曜日

聖書の不思議「人生100年を心臓と付き合う」

山下公園・氷川丸
日本人の3大疾病

誰もが良く耳にする病気と言えば、悪性新生物(がん)、心筋梗塞(心臓関係)、脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血も含む)ですが、これらは、日本人の3大死因につながるものです。

ガンを除いた心筋梗塞(心臓関係)と脳卒中は、血管が原因で起こるもので、血管が丈夫であれば、こういった病気にはならずに済むわけです。人間の血管の長さは、動脈、静脈、毛細血管をつなぎ合わせると約10万㎞、地球を2周半する長さです。

心臓は、血液を体内の隅々まで循環させるポンプです。心臓の形は、ハート状の筋肉の塊で、握りこぶしを二つ合わせたくらいの大きさで、左右の肺に挟まれ、胸の中央のみぞおちあたりにあります。成人の心臓は、重さ約250300グラム、1分間に約60~80回、1日に約10万回も収縮と拡張を繰り返しています。

体中に新鮮な血液を送りこみ(酸素と栄養素を供給)、同時に体内から戻ってきた血液を取り込む(二酸化炭素と老廃物を受け取る)役目を担い、“世にある限り休みなし”に働いている臓器です。これらのことを少しは学んでいましたが、ある日突然――。

狭心症の手術に驚き

5年前(201510月)胸の中央あたりがキュツと締め付けられる状況が、1日1~2回ほど起こりました。数分ほど平静にしておれば治るのですが、1週間後には、歩行中に同じような状況が何回か起こり、これはだめだと総合病院へ行きました。

色々と調べてもらい、何も悪い所が無い。しかし、担当のお医者さんにとっては症状が気になり“狭心症の疑い”ありで、入院してカテーテル検査をするように強く勧められました。入院がほんとに嫌だったのですが、お医者さんの説得と家人の後押しもあり、緊急入院しカテーテル検査をしました。すぐに原因が分かり、狭心症とわかり手術でステントが一つ入りました。

約2時間の手術&12日の入院をして、34日後には普通の生活ができるようになり、医学の進歩の恵みにあずかりました。そのままほったらかしにして置くと、心筋梗塞の可能性があり、ほんとに助けられて主に感謝しました。

次の年、ある委員会で四日市・創愛キリスト教会・堀越暢治先生とお話しする機会があり、「ステントが1本入りました」と申し上げたら、「僕は3本入っているよ!仲間入りだね。」と言われ、励まされました。

年中無休の心臓と知的デザイナー

狭心症の手術を受けて、意識は大転換です。日本人の死亡原因の第2位は、心臓病(心筋梗塞と狭心症)であり、これは生活習慣病です。次の3点を改善することが求められました。➀塩分を減らす。②脂質・コレストロールを取りすぎない。③ストレスを溜めない。これを契機に、食べ物は薄味に転じることになりました。


今まで味の濃いものが大好き!結婚してから、家人は薄味ですが、私には味付けを濃くしていたそうです。これを始めて知って驚き!(なんと能天気なんでしょう)、一気に薄味で良いとはならない。かなり努力をして5年が経過し、まだ私の方が濃い味ですが、コロナの影響もあり、昨今ほぼ家人と同じ薄味の味付けで満足できるようになっています。

ところで、この心臓について、更に勉強するようになりました。この心臓の機能は、「あって当然」あるいは「あまり存在を気にしてない」臓器かもしれませんが、驚くばかりの傑作な作品です。

24時間年中無休で、心臓が筋肉の収縮によって送り出す血液の量は、1分間に約5リットル、500ミリリットルのペットボトルにして10本分です。1日では、約1万5千本になり、私たちには、どのくらいの量なのか見当がつきません。これは「安静時」の量で、激しい運動時はこの5倍になるそうです。

このような心臓がどのようにして造られたのか?知れば知るほどその精巧な造りには、驚かされます。今や100年を生きる時代に、全く休みなく働いてくれる、私たちの命の根源でもある存在の心臓、あまりその存在を気にしてないが最も大切な器官です。


日本では、進化論が何となく信じられていますが、進化は証明された事実ではなく、証拠らしい証拠なく、進化論者は、証拠を探し求めているのです。心臓について少しでも調べていく、更に体の器官について調べていくと、驚異なことが続出します。

このようなことが、進化で出来る、偶然の重なりで出来るものとは考えられません。知的デザイナーすなわち創造主なる神さまが、これを造られたのだという聖書の教えこそがその通りであると納得がいくのです。

「あなたは私の体の精巧な器官を造り、母の胎内で組み立ててくださいました。私は、あなたをほめたたえます。あなたが私を造られたその御業は、実に驚異です。私は、そのことをよく知っています。」(詩編1391314 現代訳)

天地の造り主なる神さまに感謝致します。(更に興味のある方は、下記の参考図書をご覧ください。)

2020年6月24日 小坂圭吾

(参考)

➀「あなたがどこから来たのかわかる本~心臓外科医と探る生命の神秘」

(著者:今中和人、発行:いのちのことば社)―――人体の驚異に対する「驚き」は、人間存在の背後に創造主がおられるという驚きです。

②「人体の不思議発見~自分を正しく知るために」(著者:堀越暢治著、発行:いのちありがとうの会)―――耳、目、心臓の仕組み、病気が治る仕組み、誕生の仕組みが、イラストを中心に解説してあり、監修は医科大学教授です。

③「100年を生きる~心臓との付き合い方」(著者:天野篤、発行:セブン&アイ   
出版)―――天皇陛下執刀医、心臓病の方は、参考になります。