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あじさい |
5月に風邪をひく
若葉のまぶしい5月、お花も色々と咲き、あちこちに出かけて新緑を楽しむことができました。ところが5月下旬にまさかの出来事!風邪をひいてしまいました。
朝起きると体がだるく、その日は朝から晩まで寝たり起きたり、それが3日間、いや4日間も続きました。熱は高くはなく、医者に世話にならずに何とかしのぎました。
このままだと治るに1週間以上だなと思わされ、10日過ぎてやっと少し元気を取り戻しましたが、完全に治るには更に時間がかかります。6月8日ペンテコステ礼拝に出席したのち、午後に今年2回も風邪を引いたがなぜだろうか?とわが身の「ふり返り」をしてみました。
いつ頃からでしょうか、「反省」ということではなく、ふり返りという言葉を使うようにしました。「反省」という言葉は、自分のあり方、生き方をふり返ってよく見ることです。
「ふり返り」も同じ内容ですが、生活の中の出来事や経験の中心にある意味、自分のあり方や生き方にとっての意味を見出すこと、反省よりも優しい積極的な意味合いが感じられこの言葉が好きになり、使うようになりました。
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湯河原・万葉公園 |
年の始めに今年の目標を考え、年末にはその結果がどうだったのか?と1年の「ふり返り」をする(SEE→THINK→PLAN→DOサイクルを回す)のがもう40数年にわたるやるべき事柄・習慣です。
今回は6月ですので、“半年間のふり返り”となりますが、これは初めてやる事柄です。そうはいっても、わが身のすべてでは無く、今年2回も風邪をひいたことに絞って考えました。
振り返れば、昨年12月インフルエンザにかかり、更にさかのぼれば、一昨年12月コロナにかかりました。この時は、夫婦共倒れです。この時は、どこから感染したのかはわかりませんでした。
気をつけていても感染するときは感染するなと思わされました。年末で少し忙しく、それも影響したかなと思ったことです。そして、今年の2月風邪をひき、またやられたなと思い、5月更に風邪をひく。さすがにこれは長くかかり、ふり返りを要することになったのです。
すぐに忘れる
ふり返りを始めて思ったことは、とにかくすぐに忘れるのだということを思い起こしました。
今回治るのに長引いたのも、神さまの御手の中にあってのことですが、「今回は長かった。辛かった、痛く感じたなあ!」と大切なことを思い起こすには、この位が必要だと主なる神様は思われたか!と感じたのです。
ちょうど今、ふとしたことから聖書の学びをもっとしようと神学校の学びを再度始めました。これはという事柄について、聴講を始めたのです。
旧約聖書五書の学びをしていますと、イスラエルの民が神の豊かな恵みを思い出さず、すぐに神の素晴らしい御業を忘れ、自分たちの神さえも忘れてしまう!!
何という愚か者かと他人事のように見ていたことは、どうしてどうしてこれは人間の忘れるという悲しい現実なのです。今回ほど、これが私の現実だという事を思い知りました。
何もこれほどのことを書くまでもなく、私たちはすぐに忘れる!それは、日曜日の礼拝後、教会を出ると今日の聖書箇所を忘れている!何も後期高齢者でなくても忘れている。
朝読んだ家庭礼拝の聖書箇所を、夜には忘れている!例を挙げたら、いくつもありますね。ですから、朝晩聖書を読み、祈り、神さまと交わりをしないと駄目な私たちなのです。
これは忘れてはいけないと思うみ言葉は、額に入れて、目の前に置かないと忘れてしまうのです。
半年間のふり返りをして分かったことは、要はあれこれとやり過ぎて疲れがたまり、ダウンにつながったことです。
人生をもっとスローにすべきこと、大切でないことは止めることを痛く示されました。そして、これらをすぐに忘れる者であることを示されました。今回の事は、ふり返りのたびに覚えておきたいと思っています。
「彼らは救い主である神様を忘れました。エジプトの地で大きなことをなされ、紅海で恐るべきことを行われた、救い主である神様を。」(詩編106:21-22 現代訳)
「あなたの神、主がこの40年の間、荒野であなたを歩ませられたすべての道を覚えていなければならない。」(申8:2 新改訳2017)
2025年6月23日 小坂圭吾