2009年12月20日日曜日

喜び 「感動する」

     小さな感動 昨日まで、東北地方(山形、秋田県)に行って来ました。5年ぶりの大雪に見舞われ、50-60cmの積雪でした。近年、雪らしい雪を見ていませんので、思いがけず、積もってまもない素晴らしい雪景色を満喫です。(写真は”柿の木と大雪)
 新幹線自由席に乗って、ふと、関西方面から“のぞみ”号で帰る途中のことを思い出しました。いつもはビジネス客で静かな車内、斜め横に2人の若い女性(学生の方?)が大きな声で話をしています。少しうるさいかなと気になっていた時、彼女らの斜め横に座って寝ていた男性が立ち上がり、彼女らに向かって一呼吸置き人指し指を口に当て「シー」と合図しました。とたんに彼女らの声は、テレビの音量を下げたかのごとくに聞こえなくなったのです!その後、私も静かに眠ったことは、言うまでもありません。実にうまい注意の仕方であったと、些細なことながら小さな感動でした。

     映画「沈まぬ太陽」 先月上旬、山崎豊子原作、渡辺謙主演の映画「沈まぬ太陽」を見に行きました。その頃は、秋雨が続き気分も重く、映画でも見れば元気が出るかなと劇場に足を運びました。この映画の原作を読んでいませんので、どんな展開なのかも知りません。日本が経済大国へと急成長した激動の時代は、自分が生きた時代も重なりながら鑑賞です。
男の熱い生き様を貫く主人公、渡辺謙さんの気魄のこもる演技は、見ごたえ充分です。主人公の生きた厳しさは、個人の尊厳や生命までも危うくする組織悪との戦いで、政治の闇と癒着した組織の姿も含めて、当時も今もさもあらんと思います。このモデルの会社(JAL)の企業体質が如実に描かれ、虚実ないまぜですが、これが人間社会の現実と考えさせられます。このモデルの会社は、改革が無ければ消えていく運命です。主人公は、自分の信念を変えずに生き抜き、その姿に感動を覚えます。海外勤務の中で、雄大な大自然や異文化との触れ合いを通して、人間の小ささも感じさせられます。見終わって、気晴らしどころかほんとに元気が与えられました。人生に対する視点や生き様まで影響を与えてくれる、星5つの映画です。

     いつもやわらかい心で
  私たちは、感激・感動したとき実に元気が出てきますが、その場面は色々です。感銘深い言葉に触れたとき、スポーツや映画を見たとき、聖書の言葉が迫ってきたとき、自然界の雄大さに圧倒されたとき、信仰書を読み涙が流れたとき等々―。体の元気は食事をすることにより、心の元気は、感激・感動することによります。落ち込んでいる、問題や困難にぶつかり困りへし折れている心に、元気・やる気が与えられるからです。
忘れられない体験と言えば、困難や苦しみを乗り越えたときが多いかもしれません。私たちを成長させ訓練される神様は、苦しい状況や問題の状況をしばしばお用いになります。そのような時、かたくなな心がしだいに柔らかくなり、物事を素直に受け止める状況になり、心に響くことが与えられるのでしょうか。
  人生において成長し続ける大切なポイントは、“感激・感動する心を失わない”という言葉があります。“感激・感動は意識となり、意識は行動となり、行動は習慣となり、習慣は人格となる!”いつもやわらかい心を持ち、苦しいことや問題にも正面から取り組むと共に、小さなことでも感激・感動する心を持ち続けていきたいものです。

「きょう、もし御声を聞くならば、あなたがたの心をかたくなにしてはならない。」(ヘブル3:8 新改訳)

2009年12月20日    小坂圭吾  
        

2009年12月4日金曜日

コーヒーブレイク 「九州に行ってきました」


      九州をワイドに周遊 
10月下旬に、2泊3日のツアーで九州6県をぐるりとワイドに周遊する(鹿児島県を除く)ハードスケジュールな旅行をしました。主な周遊地は、熊本県(阿蘇)、宮崎県(高千穂峡)、大分県(別府温泉、湯布院)、福岡県(柳川)、佐賀県(嬉野温泉)、長崎県(大浦天主堂、長崎平和公園(左の写真))です。

 旅行好きになったルーツは、大学時代に東京から故郷の岡山に帰省のとき、わざわざ大回りをして方々を旅行して病み付きになったのです。ビジネス時代は、日本全国へ仕事で出張しましたが、工夫して時間を作りついでにちょいとその地を観光です。家族旅行もしばしばで、子供が大人になっても一緒に旅行する珍しい一家です。旅行好きな私ですが、日本全国でまだ撃破してない県が3つほどあります。九州にも行きたい県があり、妻と娘も一緒に親子3人で行く事になりました。

    旅のスタイル
 旅に出ると決まってやるスタイルがあります。新聞を読まない、テレビも見ない。温泉が必ずあるところに泊まり、1日に3回温泉に入る。(宿に着いて食事前、寝る前そして朝風呂に入る。)デジカメでとにかく気軽にシャッターを切る。ツアーで行く場合、何も考えないで景色と会話とガイドの話を楽しむ。下車観光するところをゆっくり歩きまわる。今回の旅行では、毎日1万歩から1万2千歩は歩きました。 

 阿蘇くまもと空港(右の写真)に着いて観光バスに乗り込み、最初に添乗員の方の挨拶です。添乗員は、旅程や宿・昼食等の世話をする係りで、普通は、あまり面白くも何もありません。しかし、これが実に愉快!「皆様、今日はXX交通社をご利用頂きありがとうございます。2泊3日よろしくお願いします。」拍手ぱちぱち!するといきなり「まったく気の入ってない拍手をありがとうございます。」もう大拍手と爆笑です。「この旅は、ほんとうに大変なスケジュール、厳しいスケジュールです!特に関東のお客様は、これでもかと言わんばかりの詰めに詰めた内容です!」脅しとおかしさが混じって、これから2泊3日が楽しいぞと思わせました。ですから、彼女が登場するたびに、今度は何を言うのかと皆心待ちに聞き、そのたびに爆笑。ガイドさんの説明もうまいのに感心!彼女たちが楽しくしようとの企てに皆も影響され、わいわいがやがやの道中でした。

      夢を与え拓く!  
メンバーの方々は、主に40歳から80歳くらいで面白い方、声の大きな方が何人もおられました。80歳くらいのご夫婦ですが、ご主人がとても愉快な方で、私の妻と娘が奥さまに「ご主人は、とてもユーモラスな方ですね!」と言ったところ、返ってきた返事が「お貸ししましょうか?」でこれまたおかしくて大笑い!!宿での夕食後には、数人いつの間にかロビーに集まって、身の回りの事柄から始まり、政治、経済に話が及び、政権交代についても楽しく1時間ほど話すさまでした。3日間快晴に恵まれ、ほんとに楽しい旅でした。

色々と見た中のひとつに、湯布院の近くにある「九重(ここのえ)“夢”大吊橋」(右上の写真)が心に残りました。総工費約20億円、平成18年10月30日落成した長さ390m、高さ173m、幅1.5mの日本一の人道大吊橋です。湯布院が脚光を浴び、さびれてきた村を“どげんかせんといかん”と言うので、町長一人がんばり、町議会の全員反対を説得し完成させました。村としては、とてつもなく大きな夢の計画です。国、県の補助無しで建設し、ちょうど私たちが行った日が落成して丸3年、既に訪れた人が500万人でした。素晴らしい立地の場所にあり、町民の夢を拓くことが出来ました。そして、訪れた人々には夢を与える大吊橋です。「九重(ここのえ)“夢”大吊橋」は、みんなに夢を与え拓かれるようにとの願いが込められ名付けられました。
旅行する時に、いつも読みたい本をもって行きますが、今回も読まずに終わり。今度からは、持っていくのは止めにするつもりです。旅に出て心と頭を空っぽにしますと、新しい違ったものが入って来ます。新しいことがどんどんとインプットされます。大自然や歴史や文化、人との触れ合いを通して、心の中に励ましやら、元気やら、夢が与えられたり拓かれたりするのです。これが、旅のよさなのです。

「青年たちは幻を見、老人たちは夢を見るようになる。」(使徒2:17 現代訳)

2009年12月4日    小坂圭吾