2011年3月14日月曜日

祈り 「東日本大震災(1)」

      関東大震災かな?
東日本大震災、いやあ、驚きました!その時、皆さんは、どこにおられましたか?大丈夫でしたか?私は、外出先のロビーで受付の方とお話をしているときに、グラグラと来ました。「これは関東大震災かな?」と最初思いました。その建物は、新しいしっかりした建物なので大丈夫だと思いましたが、ロビーなので逃げ隠れるところがなく戸惑いました。テレビがつけてあって、数分後に誰かが「宮城沖地震だ!」と知らせてくれました。

現在、その被害がどんどん判明してきています。初日、2日目の予想をはるかに超えている大変な被害状況です。阪神淡路大震災の時も同じような状況だったことを思い出します。

被災地の皆さま、ご親戚・ご友人が被害に遭われた皆さま、心からお見舞いを申し上げます。

     政府の対応は?
こうしてブログを書いている今も、携帯電話に緊急地震速報が入ってきました。「茨城沖で強い地震です!」と同時にかなりの揺れが起こりました。今日で3晩が経過しましたが、まだまだ余震は続いています。絶え間なく余震が続き、何か船酔いなのかと錯覚をしてしまいそうです。

こんな時はどうしたら?今は、とにかくプロの人たちにお任せするしかありません。各政党が一致協力して、政府に対応を一元化し専心してもらうことが重要のように思います。阪神淡路大震災の教訓を生かして、官邸の地下には24時間職員常駐の「危機管理センター」が設置され、そこに必要な情報が集められ分析され、指示が飛んでいるようです。きっと今、災害、危機の指揮者をとる首相は、この危機管理センターにおいて、適宜適切な指示を出しておられるのでしょう。

人命救助は「72時間以内」が重要であると言われますが、自衛隊を5万人規模からさらに増やして捜索等をするようになったことは、素晴らしいことです。各党の党首会談を何度か重ねる中で、無駄な動きはやめるような話し合いもされた由、阪神淡路大震災の教訓が生かされているようです。今の時期の大切なことは、“一にも二にも人命救助”です。政府には、迅速に隠しだてせず正直に、不都合な事実も国民に広く情報を開示してほしいと願います。

     私たちはどうしたらいいの?
私たちはこんな時にどうしたらよいのでしょうか?色々な人たちとお話をして、私なりに考えたことは以下の通りです。
第1は、周りの人々と交わりを通して、互いに心のケアをしていくことです。今の正直な気持ち:恐れ、怒り、緊張、不安等を話して、互いに受け止めることです。あるいはそこから一歩踏み込んで前向きなことや感謝なことがあるかもしれません。私自身は、緊張から一歩踏み込んで感謝なことを受け止めています。

2は、不要不急な動きをしないことです。昨日の状況ですと、多くの人がガソリンスタンドに行って給油されたようで、売り切れの看板があちらこちらに出たとのことです。交通機関が正常に動きませんので、仕事をする人には給油満タンは必要ですが、そうでない人は、少し様子を見ることではないでしょうか。ガソリンが不足することは、絶対に考えられません。食料品についても、少しの予備を買うことは良いとしても、買占めは是非やめたいものです。

3は、節約です。今日から、電気の輪番停電が始まりました。我が家では、初日から節電を意識して始めましたが(まだあるものです)、電気ばかりでなく生活全般にわたって節約をして、義捐金や教会の復興のための献金活動の時に、それをささげたいものです。     

第一段階にするべきことは、このようなことでしょうか。言うまでもないことですが、私たちには祈りを欠かすことが出来ません。特に、国の指導者たち、専門家や行政の人々、ボランティアの人たち等のために、とりなしの祈りをしていきたいと思います。

「喜ぶ者と共に喜び、泣く者と共に泣きなさい。」(ローマ12:15 現代訳)

2011年3月14日    小坂圭吾