やる気スイッチ
梅雨空の続く昨今ですが、雨模様の日が続くと、仕事や家事や勉強など、何となくやる気が起きない時があるものです。天気も良くて気持ちの良い朝ですと、自然と「やる気のスイッチ」が入って、仕事や家事がはかどります。何となくやる気が出ない時、ラジオ体操やストレッチあるいはウオーキングをしますと、やる気アップにつながるものだと体験的に感じています。
先日、NHKテレビ「ためしてガッテン」で“やる気について”の放送があり、おもしろそうだと即座に見ました。なんと人間の脳には、やる気を出す時に活発に働く「やる気スイッチ」が本当にあるのだと知りました。
人間の脳には線条体という部分があって、これが目の前の出来事が自分にとって損か得かを予測して、得ならばやる気のスイッチが「オン」に、損ならば「オフ」になるというのです。これが「やる気スイッチ」なのです。
やる気が出るワザ
ある日突然このスイッチが壊れてしまうこともあり、やる気が出ない重い症状の場合は、お医者で検査をする必要があります。その原因は、高血圧とのことで、「1か月以上続くやる気の低下」と「高血圧」の二つに心当りがある人は、医者に行かれることを勧めています。
今日は、病気というわけではないが「どうもやる気が出なくて‐‐」と日頃感じている時、即座に効果が出るワザを考えてみましょう。
それは、ずばり「体を動かす」ことでした。これは、呼吸が早まることにより脳が「やる気が出ているかも!」と錯覚し、やる気がぐっと上がるのです。運動をしなくても、ただ強いポーズをとる(ガッツポーズをする、ぐっと胸を張る等)だけでも、体内にテストステロンという物質が増え、これが脳の「やる気スイッチ」である線条体を刺激して、“やる気が出る”と考えられているのです。
やる気が出ない時
私にも思い当たる事があります。朝食が終わりますと、ごみ出しに行くついでに15―20分ほど公園でストレッチ、付近をウオーキングして帰ります。すると、不思議にもやる気モードになっているのです。それが出来ない日で意欲が上がらない時ですが、ラジオ体操かストレッチを行なうと「さあやろう!」とスイッチが入ります。
やる気と言っても色々なケースあるいはレベルがあるように思います。ここでは、やるべきことが明確ですぐに取り組むべき事柄の場合と考えたらよいのでしょう。“体を動かす”ことにより“やる気のスイッチ”が入れば良いのですが、そのようにいかない場合は、どうすれば良いのでしょうか?
色々と試みても“やる気が出ない時”の良い薬は、感謝することです。やる気が起きない原因も色々でしょうが、その全てを御存知であるのは、全能の父なる神さまです。
「神さま、今このことをしたいのですが、どうもやる気が出てきません。全ての事を御存知の神さま。この状況も感謝します。どのように受けとめ、どうしたら良いかをぜひ教えてください。」と信仰を持ってしっかり祈り求めるのはどうでしょうか?
そうすれば、必ずや、私たちの内におられる聖霊なる神さまが教えて下さると信じます。やがて、神さまの祝福が訪れることでしょう。
2014年6月29日 小坂圭吾