2022年3月2日水曜日

今を生きる「人生100年時代~病気と付き合う」

 

紅梅

健康の5要素

人生100年に対して、私も喜寿を超えました。年の割には元気で感謝なことですが、それなりにガタが来ています。いろいろな病気もしましたが、大病にはなりませんでした。

私たちが健康で過ごしていくためには、何が重要なのか、よく言われるのが健康の4要素です。①適度な運動、②正しい食事、③心の平安、④十分な睡眠 私は、これにもう一つ ⑤やりがいのある事 を加えます。

この「やりがいのある事」が一番大切であろうと考えて、今まで書いてきました。読者の方々の多くは、これらの5つの要素を何らかの形で、守っておられることでしょうが、それでも必ず起こるのが病気です。

人生の3つの坂

「皆さん、こんにちは。小坂でございます。小坂の坂は、大阪の阪ではなく、土ヘンの坂と書きます。人生には3つの坂があると言われますが、御存知ですか?」と自己紹介を始めて聞きますと、「大きい坂・・小さい坂・・上り坂・・下り坂・」となります。

3つの坂というのは、「上り坂、下り坂、マサカ」の3つです。もう20数年前に当時の取引先の社長さんから教えていただき、時々披露しています。

人生には、マサカの坂という想定外の事柄が突然襲ってきます。仕事、人間関係、健康において、予想も想像もつかない事態は、必ず起こります。

私にとって、健康面でのマサカの出来事は、病気でした。もう7年前になりますが、胸の中央あたりがキュツと締め付けられる状況が、1日数回ほど起こり、数分ほど平静にしておれば治るのですが、1週間も続いて、これはだめだと総合病院へ行きました。

色々と調べてもらうも何も悪い所が見つからない。担当のお医者さんにとっては、症状が気になり、ぜひとも入院してカテーテル検査をするように強く勧められました。私は、入院が嫌だったのでかなり抵抗しました。

医者嫌い、薬嫌い

私の周りを見ますと、医者に行きたくない、薬は出来るだけ使いたくない方が意外と多いのではないかと思われます。私自身は医者嫌いではありませんが、自分で治せるかも?と思えば自分で何かと工夫をします。

たとえば、腰痛など自分で手当てをしますが、ダメかなと思えば、速やかに医者に行きます。医学の進歩は、主なる神様も用いて下さるので、大いに活用したいと思います。

病気と言えば、自覚症状がある場合とほとんどない場合があるようです。自覚症状がない場合、後で冷静に考えれば、あの事がサインだったかな?と思い出されることもあります。

わずかな症状しかない時は、見落としてしまいますが、症状がはっきりしていても、我慢をしてついつい医者にかかるのを後回しにしてしまいがちです。かなり酷くなってから医者に駆け込むことになりがちです。

私の姉は、すでに90歳半ばですが、今まで何度も倒れては、医者にかけこみ、昨年の夏も入院して、「もうダメかなと思ったけど生還出来て、あと100歳まで頑張るよ!」と言っています。

こういう人は、良い意味で病院に慣れているのかなと思います。普段元気な人は、病院に慣れていなくて、病院嫌い、検査嫌い、薬嫌いと3重嫌いになり、手遅れになりがちですので、十分な注意が必要です。

病気とも仲良く

私の場合、後日にしたいと入院してまで検査することにかなりの抵抗があり、担当医は「奥さんを連れて来られて、相談しましょう」と言われ、お医者さんの説得と家人の後押しもあり緊急入院です。

カテーテル検査によって狭心症とわかり、手術でステントが一つ入り、約2時間の手術&1泊1日の入院で、34日後には普通の生活ができるようになりました。そのままにして時間が経過すると心筋梗塞の可能性があり、医学の進歩に助けられ、主に感謝しました。

「一病息災」という言葉がありますが、一度大きな病気や、病気を発見したりすると、その後の人生において十分に気を付けることになり、逆に健康になると言われます。老いると体にガタが来ますが、病気もまたいつ襲ってくるかわかりません。


病気になれば、ある程度は自分で出来ることはあっても、病院に行くことは、タイミングを計って行くのが良いと思います。いつもみ言葉を口ずさみながら、イエス様とも二人三脚で歩むように、病には上手に付き合っていく、老いも病気も仲良く二人三脚で歩むことであろうと教えられています。

 「主のおしえを喜びとし、昼も夜も、その教えを口ずさむ人。その人は、流れのほとりに植えられた木。時が来ると実を結び、その葉は枯れず、そのなすことはすべて栄える。」(詩編1:2-3)

 2022年3月2日 小坂圭吾