関東大震災後に開園した横浜・山下公園 |
残暑見舞い
今年の夏は、まさに暑い夏でした。気象庁によると、6月から8月にかけての気温について、過去126年で最も暑い夏になった由。特に気温が高かったのが北海道と東北とのことでした。
私は家人と共に、8月に数回、箱根、御殿場に避暑に行きましたが、朝早くに出かけて昼過ぎには帰途に着くようにして、ここ横浜よりも5~6℃位は涼しく快適でした。
我が家の庭では雨が少ないので、野菜や庭木、芝に水やりをこの1か月ほどは欠かせず、大変でした。9月に入っても今年は特に残暑が厳しく、今月半ばまでは続くのかなと覚悟です。
残暑厳しき折、くれぐれもご自愛のほどお祈りいたします。
関東大震災(災害史上最悪、10万人犠牲の歴史)より100年
1923年(大正12年)9月1日11時58分に相模湾北西部を震源とするマグニチュード7.9と推定される関東大震災、あれから100年、危機意識も高まり、色々と調べてみました。
東京での被害が大きいために、東京が震源地だと思っていた一人ですが、実は神奈川県でした。
神奈川県から千葉県南部を中心に震度7や6強の地域が広がっており、東京市(都)、埼玉県、山梨県で震度6を観測したほか、北海道道南から中国・四国地方にかけての広い範囲におよびました。
発生が昼食の時間と重なったことから多くの火災が発生し、特に東京市では木造建築の密集した地域で、台風による強風で大規模な延焼火災に拡大しました。
被害を受けた住家は総計37万棟、死者・行方不明者は約10万5000人(内焼死が約9割)、経済被害は当時の国家予算の約4倍と言われました。
首都圏は壊滅的な被害を受け、その後の復興事業により、街路や公園が整備され近代的な街並みが造られました。
横浜市の山下公園が、震災時の瓦礫を埋め立てて造られたことを知り、ぜひその足跡を探してみたいと思っています。
近い将来必ず起きる大地震
その後、1995年1月に阪神・淡路大震災、2011年3月には東日本大震災が起きたことは、私たちの記憶にも新しいかと思います。更に、近い将来必ず起きると言われる大地震が二つあります。
一つは、首都直下地震(震源は1都4県で想定されている)で30年以内に70%、二つ目は、南海トラフ巨大地震(10県で最大震度7を想定、太平洋沿岸地域に10ⅿ超の津波が襲来)で40年以内に90%の確率で起きると言われています。
要は、今起きてもおかしくない、あるいは30年後、40年後かもしれないということです。9月は防災月間、自然災害は防ぐことはできませんが、その被害を減らすこと“減災”は出来ます。
自分の家がどのような災害リスクがあるかをハザードマップなどで自然災害を知る、転倒防止の家具を固定する、水・食料・生活用品の備蓄をする、一人ひとりが自分の“減災”を見つけることです。
長期的な観点から考えれば、住む家について地盤のしっかりした上に地震と火事に強い家(耐震性と耐火性)を建てること、津波と水害の被害のない所を選ぶことでしょうか?
備蓄の水や食料を点検してみたところ、昨年怠っていたかなと気づきました。地盤については、ハザードマップを調べて確認しています。私が家については、諸先輩から“地震と火事に強い家を建てよ”と強く言われて実行しました。
更に10年ほど前、あるクリスチャンの先輩(東京都)が、今後の大地震を見据えて“太陽光発電と蓄電池システム”の設備を作ったと紹介して下さり、それに倣って設置しました。
このように、自分の家は少なくとも復旧させる必要は少ないと思われ、となれば他の人々を助ける力になればと願っています。
将来必ず来ること
私たちの人生において、今来てもおかしくない、今でなくても何年か後には必ず来ることといえば、“死”ではないでしょうか?地震に対する対策以上に、この死に対する備えはもっと重要かもしれません。
生きる真の神さまを信じている私たちは、死に対してあまり考えてないかもしれません。神さまを信頼して毎日主と共に歩んでいけば、それで良いのかな?とも言えるでしょう。
年1度の防災月間に減災について点検するごとく、死について考える(終活)、あるいは主なる神様との関係を点検する(デボーション、家庭礼拝、教会生活等)のも良いかなと思いました。
私の場合、デボーションについて見直しが必要と感じていました。今月から徐々にそれを変えつつあります。信仰生活の基本はここですので、神様との関係を更に深めることが出来ればと願っています。
「すべての人が、アダムの子孫として、死ななければならなかったように、キリストを信じる人は、皆生かされるのである。」
(Ⅰコリント15:22 現代訳)
2023年9月9日 小坂圭吾