2022年8月4日木曜日

今を生きる「良い習慣を身につける」

 

散歩途中のサルスベリ
朝の散歩

ここ3か月ほど、朝の習慣が大きく変わりました。朝2030分ほど欠かさず散歩をするようになったのです。妻のリハビリを兼ねて、どちらかというと妻のお供をしているというのが正しいかもしれません。

歩く習慣は、かつてから妻の方が圧倒的に強く、毎日朝の散歩は言うまでもなく、買い物でもあるいはボランテア活動でも、バス・電車に乗るのに待ち時間が長いと簡単に歩いて行き帰りするのです。

ある時は片道40分でも、何の苦もなく歩くという散歩の達人かもしれません。本人が言うには、バスや電車を待っている時間に着いてしまうからというのですが、健康的なことは言うまでもありません。多少の雨でも傘をさして、平気の平左で歩くのです。

私はというと、週3回の運動が必要だというので、さあ今から歩くぞと気合を入れないと始まりません。


習慣が変わる

その習慣が大きく変わりました。朝5時ごろ起きると、洗面を済ませて、さあ散歩に行こうかとどちらからともなく言って歩き始めます。雨が降っても傘をさし、今のように猛暑日の日は、日傘をさします。

週4回は色々とごみ出しもあり(月、火、金、土曜日)、それも兼ねて歩き出します。それまでは、ごみの量が多いとき週に1回程度、車で運んでいました。それが、たとえごみが多くても各人が2個づつ持てば何とか運べるので、車でゴミ出しは無くなりました。

今日はあまり歩きたくないなと思っても、相棒がいれば、行こうかとなります。やはり、一人よりも二人の方がいいのです。

朝早く歩いていると、色々な方に出会います。コロナ禍が厳しい折、マスク無しで歩く人は少数ですが、私たちも同様です。朝の挨拶「おはようございます!」を必ずするようにしていますが、全く返事をしない人や仕方なく小さな声で返す人が、かなりいます。

妻は「面倒くさいのでしょう!」といいますが、返事が返ってこなくても声だけはかけようと努めています。考えてみれば、小学校の時、学校への行き帰り(片道30分)に挨拶をするように言われ、出会う全ての人に挨拶をして身に付いたのです。

ブラタモリ                                    散歩といえば、『ブラタモリ』がNHK総合テレビで、もう13~4年くらい断続的に放送されていますね。司会を務めるタモリさんの冠番組とも言われて、私も機会があれば見ています。

街歩きの達人・タモリさんとともに、街並みをブラブラ歩く、ある目的を持って見て歩くと大きな発見があるものだと教えられます。散歩して気が付く昨今の大きな変化は、家の建て替えが多くなったことです。まだまだ使えるのにと思いながらも、取り壊して建て替えの家が、散見します。

高齢化していろいろな事情で変わっていく地域の事情を、垣間見ています。日本有数の健康長寿の町ですので、さもありなんと思います。

そういえば、先日の朝の散歩のとき、7~8人の人々が道路のわきで何かを待っていました。通りすがり、どちらとも言うこともなく同時に朝の挨拶をしました。男女3人ほどの声が聞こえました。

これほど元気な挨拶は珍しいな何だろうか?と通り過ぎて、付近を散歩して帰ってくると、テレビか何かの撮影をしていることがわかりました。そうか、彼らの中には挨拶がきちんとできる人がいるのだなと思い当たりました。

本を手放さないリンカーンの銅像

良い習慣

良い習慣を身につけ持続していけば、気持ちも上向きになり、良いリズムを作ってくれます。人生は劇的により良いものとなるとも言えます。このことで私がすぐに思い出すのが、アメリカ大統領・リンカーンです。

聖書をよく読み、絶えず祈り、かつきわめて熱心な読書家で、彼は幼いころから『本の虫』と呼ばれていました。学校教育を正式に受けることが出来なかった彼は、独学で勉強しなければならず、昼間は仕事をし、夜は本と格闘したのです。

働きながらも本を手放さないリンカーンの銅像がありますが、彼は読書習慣によって大いに成長し、創造的なリーダーになったのです。

良いことを習慣化するには、どうすればよいのでしょうか?最初は「今日だけ」と思ってやり始めて2回、3回と同じことを続けてしまうと、いつしか気づかぬうちに習慣になってしまうこともあります。

1度や2度だけでは習慣化できないということで、大事なのは毎日続けることです。毎日続けていると気づけば自然と習慣になっており、意識せずともできるようになります。

まずは、自分で本気でやろうと思うことから始まるだろうと思いますが、周りの人のアドバイスや一緒にやる人がいると継続できることでしょう。誰しも、半端な気持ちですと結局楽な選択をしてしまいます。

リンカーンの手には常に本があり、毎年、自分の身長ほどの本を読むことを目標にしていたそうです。肉体の健康には食事が必要であり、内面の成長のためには本を読むことが必要であることを生涯忘れなかったのです。その中に、聖書が大きな位置を占めていたことは言うまでもありません。

 「私は、夜明けの見張りよりも先に目覚め、あなたのみことばに思いを潜めます。」(詩篇119:148)

2022年8月4日 小坂圭吾