創造科学探査
先日、創造科学専任宣教師イ・ジェマン師の“創造科学探査の現場で創造主をほめたたえよ!”の記事(リビングライフ7月号)を読みました。創造科学探査は、グランドキャニオン地域を中心に、神様が聖書に書かれてあるとおりに行われたという事実を、その証拠を通して学ぶプログラムで、15年間で約300回も行われたそうです。
グランドキャニオンと言えば、私も約20年前に訪れた記憶がよみがえります。アメリカのロスアンジェルスに行った時に、ぜひ見たいなと、ロスから飛行機で日帰りのツアーでグランドキャニオンに行きました。その雄大な景色を見ながら、これこそ神様の造られた足跡なのだろうと思いながら楽しみました。
その時の日本人ガイドは、コロラド川の水がゆっくりとした速さで岩石を削ったと最も一般的な説明をしてくれたように記憶しています。「そのようなことで、この景色が出来るかな?無理な話ではないか!」と景色は素晴らしくとも納得のいかない説明であったなとの思いです。その時は、ノアの洪水との関係については考えが及びませんでした。
創世記のノアの洪水
ノアの洪水についての聖書の記事は、創世記6章から8章に書かれています。求道中にこの箇所を読んだとき、神話とは思わず、不思議な話だなと思いました。神を信じてからは、天地創造の神のなさることですから、それはありうることだと受け止め、その通りに信じています。
ナイアガラの滝やロッキー山脈やカナダの雄大な自然、グランドキャニオンを見るにつけ、神の造られた自然の素晴らしさには、ただ感動です。長い間、残念ながらノアの洪水との関係は、考えも及びませんでした。
創造主訳聖書刊行委員会の働きに参加させていただくことがきっかけで、創造論について学ぶことが多くなり、「創世記の洪水コンサート」(イ・ジェマン著、宇佐神実監修、上田あつこ翻訳、Duranno Japan発行)を読む機会が与えられました。“創造について確信がない人に、「地」が告げる創造の明らかな証拠”と本の帯にあります。
創造主訳聖書刊行委員会の働きに参加させていただくことがきっかけで、創造論について学ぶことが多くなり、「創世記の洪水コンサート」(イ・ジェマン著、宇佐神実監修、上田あつこ翻訳、Duranno Japan発行)を読む機会が与えられました。“創造について確信がない人に、「地」が告げる創造の明らかな証拠”と本の帯にあります。
私は、創造主が存在すると理解して信仰の入り口に立ち、やがて信仰に入り信仰の確信を持ちました。この本を読んで、私たちが目にする地形は、概ね“ノアの洪水”によって形成されたと知ることは、神様が天地を造られたと得心がいく事になります。「創世記の洪水」は、まさに歴史的な事実としてその証拠が次々に示され、いかに進化論が虚偽の仮説であるかを知ることが出来ます。
聖書のノアの洪水の航海日誌を絵にすると、下記の通りです。
グランドキャニオン
ノアの洪水の確かな証拠を明らかに見ることができるのが、このグランドキャニオンなのです。グランドキャニオンは、コロラド高原(アメリカ大陸の内陸西部の高く平らな高原地域)を縦断するまさに巨大な渓谷で、長さ446㎞、幅は広い所は30㎞、海抜は1500ⅿから3300ⅿに達する高原を深く削った渓谷です。渓谷の最も深い所で、1.8㎞にもなり、渓谷の上から見ると褐色のコロラド川が流れています。私が立った岩の上から谷底まで、1000メートルもあると言われると足がすくみます。
グランドキャニオンの形成過程は、地球物理学の教科書や科学雑誌には“長い歳月にわたる浸食作用によって削られ続けて出現した”と書かれ続けています。
しかし、最近の地質学者たちは、そのように考えてはいません。2000年6月に、グランドキャニオン村で、コロラド川の起源に関する前例のない大規模な会議・シンポジウムが開かれ、70人以上の地質学者が参加しました。
結論は、“長い歳月にわたる浸食作用により出現した”とは全く異なる解釈で、「今日では決して起こりえない大激変が原因であった」という事実に同意したのです。グランドキャニオンの深い渓谷の削られ方は、ゆったりとした流れによっては不可能であり、極めてまれな大規模の洪水によってのみ可能であると結論付けたのです。
グランドキャニオンの形成されたプロセスを、地層、化石等の調査から得た証拠をもとに説明を聞きますと、“創世記のノアの洪水”が歴史的事実であることが良くわかります。
創造を信じる科学者たちは、世界の地層や化石を調べて、大洪水が起こったことを裏つける証拠を次々と発見しています。カナデイアンロッキー、アンデス山脈、アルプス山脈、ヒマラヤ山脈、エチオピア高原等々です。
最後に、この「創世記の洪水コンサート」を読むと、聖書に書かれている天地創造の真実に確信を持つことができ、進化論が単なる仮説、理論にすぎないことを理解することができるでしょう。とても楽しく読むことが出来ますので、一読を心からお勧めします。私は、いつかチャンスがあれば、もう一度、グランドキャニオンを訪問し、創造主の造られた足跡をたどることができればと願っています。
2015年10月14日 小坂圭吾