伊豆熱川温泉 |
まさかの出来事~コロナに感染
今年もまさに押し迫り、間もなく、新しい年を迎えます。今月の締め切りも目の前に迫り、やっとのことで今これを書いています。今年最後のまさかの出来事~コロナに感染しましたが、何とかしのいだところです。
妻がまず「コロナ」にかかり、介護している私もやがて来るかなと思いつつ、2日後には医者に”コロナです”と宣告されました。原因は、よくわかりません。
10日間ほどでコロナは去ったなと思いましたが、完治するには更に4~5日必要でした。妻は、比較的軽くて済みましたが、私は大変でした。ほぼ3日間は、水も飲めない、つばも飲み込むのにのどが痛い、薬を飲まないといけないので、痛いのを覚悟して水を口に含んで必死で飲みました。
3日間は、ほぼ何も飲まず食わずで、断食です。神学校のリトリートで2間ほど断食祈祷に参加したことがありましたので、当初は気軽に考えていましたが、のどがとにかく痛い、何ものどを通らない苦しさは、これは初めての経験でした。
後で、家族の中にコロナで同じような経験をしていた者があり、少し慰められましたが、早くに助けを求めておれば、もっと楽であったろうと思わされました。このために4キロもやせ、驚きました。
厳しいのどの痛み
普通の風邪ですと、2~3日もすれば峠を越しますが、今回は、そうではありませんでした。途中厳しい痛みのために、もう天国に引き上げてほしいなと思ったほどでした。
それほどに厳しい痛みでしたが、最初は、体がだるく熱も出てきて、やがて咳と痰が絡み、更に徐々にのどの痛みになってきました。最初からそうなるのが分かれば、それなりの手当、薬をもらったと思いますが、そうではなかったのです。
痛くなってから解熱剤を飲んでも効いてくるのは1日経過してから位ですので、その間がとにかく痛いのです。私も高齢になっていますので、やはり体は弱りました。
コロナの症状は、人それぞれと言われますが、決して甘く見てはいけません。この辛い体験は、“のどもと過ぎれば熱さを忘れ”となりがちですが、このように書くことを通して自戒したいと思います。
気が付いてみれば、クリスマスシーズンですが、クリスマス&年賀状の用意もしなければと思いつつ、毎日が過ぎていきます。しだいに、「クリスマス&年賀状を今年はお休みしようか?」と考え始めました。
クリスマスどころか、クルシミマスの状況の中にあり、周りの家族は、止めるようにとアドバイスしてくれます。今まで長~~い間継続してきた事ですので、簡単に決められず!?ただ気になりつつ、日が過ぎていきます。
その日を精一杯生きなさい
聖書の言葉にこのような聖句があります。
「明日のことを心配する必要はありません。いつでもその日のその日を精一杯生きればよいのです。」(マタイ6:34 現代訳)
コロナとの戦いの日々の中、明日の心配をする余裕は全くありません。その日その日をしのぐのに精一杯というところでした。
10日ほど経過してコロナは去ったなと思った時からは、年賀状はどうしようかなと考えつつも、今日やることではないと考えて、やがて見えてくるだろうと日を過ごします。
やがて、人間関係に気を遣うのもこのあたりで終わりにしても良いかなとの思いが強くなり、来年の始めに年賀状を出して、終了宣言にすることにしました。ついでに、お中元、お歳暮も来年から止めようと決めました。
考えてみれば、良し悪しは別にして、世間の思惑の中で、長い間生きてきていた自分がここにあったのかなと思わされます。人間関係に気を使い、人の顔色をうかがいながら(私はこのようにはしなかったと思っていますが)、多少とも心をすり減らして生きてきたかもしれません。
すべてが悪いわけではなく、それに縛られていたとは思いませんが、そこから自由になる自分があるなとは思わされます。このまさかのコロナによるショックがなければ、このような結論には至らなかったと感謝しています。
その日をその日を精一杯生きるとは、この数日間は、まさにその日その日を味わい、丁寧に生きている感じがします。毎日のように良い天気が続き、実に穏やかな日差しの中で、今日も生かされているのだと感じながらの生活です。
2023年もこうして生活できたことに、主なる神さまに感謝をささげます。
2023年12月30日 小坂圭吾