2021年1月15日金曜日

今を生きる「コロナ禍~笑いと喜びに変えていただく」

箱根・芦ノ湖
コロナ感染拡大の第3波
 2020年は、世界を突如襲った新型コロナウイルスに振り回され、コロナ感染拡大で私たちの日常生活も一変してしまいました。全世界で9,000万人以上の人々が感染された由、日本でもコロナ禍の第3波により再び緊急事態宣言が出され、自粛生活を余儀なくされる日々が続きます。

人と人が互いの接触を減らす努力、3密を避ける努力なしには、この難局を乗り切れません。このような中にあって、医療関係者ばかりでなく、社会全体を支え続けてくださっているお一人お一人に心から感謝を申し上げます。

 コロナ感染拡大後の生活の変化について、朝日新聞の調査によりますと、ストレスは、53%が「増えた」と答えています。(男性の47%よりも女性の58%の方が多いと回答)「変わらない」は全体で44%、「減った」は1%でした。ステイホームが広がり、家族と接する時間が「増えた」人は22%、「変わらない」が64%、「減った」が13%です。

ストレスと家族の関係では、家族と接する時間が減った人で、ストレスが「増えた」は67%と高く、家族との時間が「増えた」人も、ストレス増は60%と全体より高く、家族との時間が「変わらない」人でストレス増は48%であり、生活の変化そのものがストレスに結びついているようです。

「オンライン〇〇〇」については、利用が増えたものを複数回答で聞いたところ、「買い物」と「友人・知人とのやりとり」が共に24%、「会議や打ち合わせ」19%、「遠方に住む家族とのやりとり」15%が続いています。全体として、オンライン利用が増えることが、「良いことだ」は50%を占めています。 

コロナ下の生活は? 
私自身について振り返りますと、1年前とは違った良い事もあります。まず、一人で静かに過ごすことが多くなり、そのため、本を読む、祈る、ドラマや映画を見る、ひとりでやる趣味の時間が増えました。(見なくてよいドラマや映画も多かったな?)

次に、オンラインZOOMにより、今まで時間と距離を考えて出席できなかった講演会、会議等にも参加でき、理事会・役員会にも欠席もなく出席できました。オンラインでは、人間的な触れ合いが十分にできない反面、気軽に情報を共有したり、顔を見るだけでもホッとしたりという良い面があります。 

コロナ禍は全く予期しない事柄ですが、私たちの人生は、予期せぬ事柄で満ち満ちています。「なぜ、このようなことが起こるのか?」「主なる神様は、どうしてこれを許されたのだろうか?」率直な疑問ではあります。

このような動けない自粛の生活が続きますと、全ては神様の手の中にありと思いつつも、不自由さといやだなとの思いや愚痴も出て、不安や恐れやストレスがたまり、チョットしたことで落ち込む、失望・落胆に陥りがちになります。
神様に素直に申し上げよう
 人は生きている限り、大小は色々ですが不安・恐れ・ストレスがたまり、やがて失望、落胆する目に遭います。そのような時にどうするか?――その状況から目をそらさず、まずはしっかりとそれに向き合い、共にいてくださる神様にそのことを申し上げましょう。

何も飾らず、ただ素直にありのままの自分を、神様の前に投げ出すことです。正直に打ち明けてみることです。その気持ちを素直に神様に吐き出すこと、嘆きや怒りも、泣くこともあるかもしれません。自分の感情を神様にぶつける、遠慮は必要ありません。

神様に向かって、不安、恐れ、ストレス、これらは、人によって実に様々ですが、ほんとうに神様とお話がしたい、聞いてもらいたいなら、自分の嫌なところ全てで神様に関わりあうことです。自分のありのままで、それが祈りです。そうすれば、神様も応えて下さいます。

神様に申し上げても、なお、誰かに聞いてほしいということもあるでしょう。信頼できる人にそのことを聞いてもらうのも、とても良いことです。あるいは、運動することにより、ストレス発散とやる気のスイッチが入り、元気が出てきますが、私もしばしば体験しています。

 神様との祈りを通して、身近な人や運動を通して、心のスイッチを切り換え、立ちあがる力は、神様が与えて下さいます。神様から“笑いと喜び”をいただき、それらを心にギュウ(牛)と詰め込みたいものです。

そういえば、今年は丑年(うしどし)でした。モウ、コロナ禍とは「さよなら!」したいですが、コロナと一緒でも、今年も”笑いと喜び”で、違った新しい歩みが始まります。 

「その時、私たちの口は笑いでほころび、私たちの舌は喜びの歌を叫んだ。」 
(詩篇  126:2 現代訳)

 2021年1月15日 小坂圭吾