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身延山久遠寺・五重塔 |
ラジオ放送が始まって100年
日本でラジオ放送が始まったのが1925年3月22日で、今年で100年目を迎えました。40~50年続く長寿番組も珍しくないのがラジオの世界でした。
我が家にもラジオが数台ほどありますが、内1台は、20年以上も前の古いラジオで作りが良く長持ちです。数台の内1台は防災用ラジオで、最近新しい物に買い換えました。
1台はダイニングキチンに置いて“ながら”用ラジオとして使い、残りの1台は、ラジカセでCDかカセットを聞くためにあります。
夜7時のNHKニュースですが、食事時はテレビをつけませんので、ラジオだけは邪魔にならず利用します。車を運転しながらラジオを聞きますが、テレビがついてから少しラジオが減りましたね。
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身延山久遠寺・桜満開 |
ラジオに思う
テレビが世に出てしばらくして、「テレビで一億総白痴化する」と発したのは、有名な評論家の大宅壮一だったと思います。
現在では、テレビだけでなくスマホやインターネットも含めて悪い影響に毒される、深く考えることをしなくなっている現実があります。
テレビは、脳力アップには不向きだと言われ、ラジオは脳を鍛えると言われます。
というのは、ラジオは視覚に頼ることがない分、音や言葉が連想の刺激へとつながり、音声を映像化する必要があり、脳には負担がかかり活性化されていくのだそうです。
ラジオは何かをしながら聞くという「ながら」が特徴で、同時に二つのことを行うというのは、脳にとっては高度な働きになります。ですから、脳を鍛えて老化を防ぐことにもつながるのです。
テレビやインターネットやスマホやら便利な世の中になって、頭を使わなくなったと感じるのではないでしょうか。脳は甘やかすと衰えていきますが、鍛えると成長するのです。
とにかく鍛える
脳を鍛えると言えば、私の場合、本を読み、色々とあちこちに出かけて見聞きし、インプットしたことを何かアウトプットする~話をする、ブログを書くことを継続しています。
毎日、大きな声で聖歌・讃美歌を歌い、聖書を声出して読むのも、良い事に繫がっているでしょうか。何事も鍛えること、訓練する事を忘れてはならない~~脳ばかりでなく体も同様です。
冒険家の三浦雄一郎さんですが、80歳で3度目のエレベスト登頂を果たされた時に、何歳になっても体は鍛えれば、強くなることを教えられました。
その後、コロナ禍の中、大病を患うもリハビリを続けて、昨年91歳の時、八甲田山系で山岳スキーにチャレンジされ、今なお冒険家としての人生は続いています。
私たちには同じような真似はできませんが、体は鍛えれば、それなりに成果があることは確かです。
そのことに刺激され高齢者になる頃から、週に一度はスポーツセンターに行きトレーニングジムで鍛え、週に4~5回は、ウオーキングと筋トレに励んでいます。
体力維持が目的ですが、そろそろ少しハードルを上げようかなと思っています。
脳・体に良い事に取り組む、
いざ鍛えるとなるとハードルが高くなりますが、最初は良い事だなと思って始めると、続けられるものです。私もやり始めて今日まで続いたものは、そのようにして始めたものです。
最近夫婦で、”げんきかい”という新しい仲間との交流会に参加を始めました。
地域の人々にそれぞれの趣味活動を支援し、「今日もげんきかい」「元気ですよ」と声をかけ合い、気楽に立ち寄り、お茶を飲みながら仲間との触れ合いに喜びを見出す場、非営利・非宗教・非政治の会です。
日曜日以外毎日運営しており、健康マージャン、ハマトレ体操、歌声会があり、会費は、300~500円で20~30人ほど集まっています。
とても素晴らしい運営をしていて、色々な方々と触れ合う場であり、元気が与えられます。
良い事と思うことに取り組み続けていく、すると工夫も出てくる、良ければ継続できるのです。外出して人と触れ合い、歩いていくので体も鍛えられ、人との交流で脳も鍛えられるのです。
とはいえ、嫌なことや辛いことがありますが、忍耐してやることにより、後で見ると良かったと思うことが沢山あります。鍛える、訓練などと思わず、気楽に楽しむことです。
やはり、鍛えることにつながる生活は、忍耐があるなと思わされますが、それも品性を磨く道程かなと思っています。
「どんな訓練でも、それを受けている時は、嬉しいよりはむしろつらいものだが、後で分かることは、そうした訓練を受けた者は、必ず神の御心にかなった生活ができるようになっているということである。」(ヘブル 12:11 現代訳)
2025年4月21日 小坂圭吾