日本全国を旅行 昨年の12月に山形から秋田を旅行し、日本全国一周しました!!当初、10月に行く予定でしたが、台風の直撃で中止になり、1ヶ月して、「もうすぐ全国一周達成だからね」と再度企画して12月18-19日に行く事にしたのです。山形、秋田地方は5年ぶりの大雪に見舞われ、50-60cmの積雪です。近年、雪らしい雪を見ていませんので、思いがけず、積もってまもない素晴らしい雪景色を満喫です。旅の道ずれの方からは、「全国一周達成ですね。大雪で忘れられない思い出ですね」と言われ、10月中止の意味を受け止めました。全国一周したからと言って、それほど意味があるわけでもありません。北は北海道から南は沖縄まで、見て聞いて感じて味わい得たものといえば、色々とあります。その一端を皆さまに分かち合いできればと思い、書く事にしました。
47という数字 
この数字は、何かお分かりですか?すぐに思い出すのは、赤穂浪士四十七士ですが、実は、日本全国を県単位の数え方をすると47あります。正確には、1道1都2府43県です。この言い方を正確に言える方は、少なくなっていることでしょう。ちなみに、アメリカ合衆国は、50州より構成されています。1871年(明治4年)明治政府が廃藩置県を断行、それまでの藩を廃止して、地方統治を中央管下の府と県に一元化する行政改革を行ないました。その後に、統合や名称変更をしつつ、現在の47地方統治地区となっています。日本全国一周の定義(?)ですが、その県を通過するだけですと5年以上も前に終わっていますが、その県の中で意味のある説明できる所に行った事により、その県を旅行したと数えます。北海道は広い地域ですので4分割して訪問、したがって、小坂流の県単位での数え方では、少なくとも50の県を旅行した事になります。
旅行好きはいつから? 旅行好きになったルーツは、大学時代にさかのぼります。大学は東京、故郷は岡山ですので、休みのたびに実家の商売の手伝い(?)に帰省です。いつも同じルートを帰省するのは何かもったいない気がして、好奇心が旺盛な事もあり、ルートを色々と変え見てまわろうと計画しました。大回りしても、電車賃はさほど変わりません。旅費はといえば、色々と節約して仕送りを貯めて作り、帰省の旅行計画を緻密に立て、実行することから好きになったのです。ビジネス時代は、日本全国へ仕事で出張しましたが(海外もあちこちに)、工夫して時間を作り、ついでにちょいとその地を見学、観光です。家族旅行もしばしば、子供が大人になっても一緒に旅行する珍しい一家です。あそこに行きたいなと思っていると、ビジネスで出張か、家族旅行で行く羽目になります。意思のあるところに道がある!数年前に、あと少しで全国一周と気がつきましたが、まだ旅行してない県が5つほどありました。例によって「あそことあそこに行ければいいな!」と思っていましたら、昨年一気にその計画が飛び込んできたのです。そして、全国一周を達成です。
待つこと 
このように書いて気がつくことがあります。「何が何でもこのことをやるぞ!」と構えるよりも、「是非こうしたいが、まあ時があるので待っていれば必ず成ることだろう」という姿勢が大切だと思うようになっています。若いときの姿勢は、とかく自分で“このことを成し遂げよう”との思いが強かったようです。それはそれで良いとしても、“物事には時がある”ことをわきまえるようになりました。人生に対する考え方が、旅行の計画にも出ているのでしょう。「忍耐して待つ」というには大げさかもしれません。この「待つ」という姿勢がこの10年ほどで少し出来るようになったでしょうか?このようなブログを書いたり、雑誌の原稿を書いたりするときも同じようなものです。筆が進まなくて、どうしようかと悩むことがあります。ネタはすべてあるのですが、書いてみて納得がいかない。あるときは“起承転結”の“転”に当たる良いネタが無い!そこで、数日あるいは1週間寝かせて待っていますと、良いネタやアイデアが飛び込んでくるのです。
「この問題どうするかなー」と思いながら、悩みながらに気にかけながら、あるいは祈りながら待っている事柄があります。ある事柄は、数週間、あるいは数ヶ月、長いものだと数年の待ち状態です。その間、何もしないのではなく、このことをしていれば、やがて時が来るであろうと忍耐して待つのです。このように待っていますと「きた、きた、その時が来たぞ!」と主の導きを感じます。先日も、数年越しの事柄に道が開かれ、主に心から感謝しました。
「神のなさることは、皆、時にかなって美しい。」(伝道者3:11 現代訳)
2010年2月17日 小坂圭吾