今年、世界中の多くの人が驚いた事と言えば、アメリカ大統領にトランプ候補が当選したことでしょう。大統領選挙の数日前までは、私自身「アメリカ国民の半数近い人々は、どうしてこのトランプ候補を応援するのだろうか?」と不思議に思っていました。選挙の行われる数日前、NHKスペシャル「揺らぐアメリカはどこへ?混迷の大統領選挙」の番組を見てわかりました。
この番組を通して、“トランプ現象”は、グローバル化に翻弄される白人労働者の現体制への“抵抗”、格差是正を訴える若者たち、反移民感情の高まり等々、アメリカの地殻変動が起こりつつあることを理解しました。従って、それ以降のアメリカの動きには、さほど驚くこともなく“さもあらん”と静かに見ていたのです。
アメリカの実情を知らなければ、このようにはできなかったなと思わされます。これから、トランプ新大統領が世界のリーダーとして、正しい判断のもとにその職務を遂行していかれることを祈ります。
アメリカの実情を知らなければ、このようにはできなかったなと思わされます。これから、トランプ新大統領が世界のリーダーとして、正しい判断のもとにその職務を遂行していかれることを祈ります。
電子出版市場の進展
ところで、電車に乗った時、それとなくスマホ、タブレット、携帯、PC等を見ている人、紙の本を読んでいる人を数えることがあります。私のように紙の本を読んでいる人は、約1~2割程度で、この4-5年で一気に電子出版が普及したことが感じられます。そういえば、トランプ新大統領もツイッターを駆使しておられますね。
この数年、電子出版市場は急激な進展を見せています。2015年度の日本国内における電子出版市場は1826億円、内訳は電子書籍1584億円、電子雑誌242億円で、電子書籍の伸びはプラス25%で、ここ数年は20%前後の伸びを示すと予想されています。各種技術の発達に伴い、その領域も拡大し様変わりをしています。
かつては、町の本屋さんが次々と姿を消し、日本人も書籍を読まなくなった?と嘆く声も聞かれましたが、数年前から、紙書籍に電子書籍を足した販売金額は、前年度に対して右肩上がりに伸びているのです。
かつては、町の本屋さんが次々と姿を消し、日本人も書籍を読まなくなった?と嘆く声も聞かれましたが、数年前から、紙書籍に電子書籍を足した販売金額は、前年度に対して右肩上がりに伸びているのです。
電子書籍に取り組む
私たちは、数年前から、聖書(現代訳聖書及び創造主訳聖書)の電子書籍化に取り組み始めました。紙で既に発行しているとはいえ、電子書籍化するにあたり内容の面でも改善をはかり、加えて、普通の本とは違って、目次から本文に飛ぶ、何章に飛ぶとか、聖書ならではの必須機能が加わります。
電子技術の進歩も激しいものがあるために、スマホ、タブレット、PCの改定に追いついて、刊行した電子書籍が不具合を起こさないようにしなければなりません。例えば、今持っているスマホ端末を何年後かに新しいものに更新した時、かつて購入した電子書籍が使えないようでは困ります。
そのことを考え、電子書籍化は、“アマゾンキンドル”で購入できるものにあわせて、開発準備をしております。それは、端末の進歩・機能の変化に追随してくれるからです。
電子技術の進歩も激しいものがあるために、スマホ、タブレット、PCの改定に追いついて、刊行した電子書籍が不具合を起こさないようにしなければなりません。例えば、今持っているスマホ端末を何年後かに新しいものに更新した時、かつて購入した電子書籍が使えないようでは困ります。
そのことを考え、電子書籍化は、“アマゾンキンドル”で購入できるものにあわせて、開発準備をしております。それは、端末の進歩・機能の変化に追随してくれるからです。
年明け後まもなく、尾山令仁訳・現代訳聖書(新約聖書)の改訂新版を刊行すべく、アマゾンから購入できるよう準備中です。この後、旧約聖書について改定新版・電子書籍、そして改訂新版・現代訳聖書(旧新約聖書)の紙書籍を順次出版することができればと願っています。
前のものに向かって
尾山令仁先生は、厚木市で開拓伝道を始められ、厚木聖書キリスト教会を牧会されていますが、私も今年からその開拓伝道のお手伝いをさせていただくことにしました。日本の教会は、全体としては弱くマイナーであることは否定できません。
ですから、いつも開拓の精神をもって前に進む気概が必要です。神学校を卒業して第二の現役を始めるにあたり、小さい教会、弱い教会のお手伝いをするのが私の役割ではないかと考え、そのように奉仕をしてきました。弊社も同じように、小さく弱いミニストリーの一つです。
ですから、いつも開拓の精神をもって前に進む気概が必要です。神学校を卒業して第二の現役を始めるにあたり、小さい教会、弱い教会のお手伝いをするのが私の役割ではないかと考え、そのように奉仕をしてきました。弊社も同じように、小さく弱いミニストリーの一つです。
「ただこの一事に励んでいます。‐‐‐ひたむきに前のものに向かって進み、目標を目ざして一心に走っているのです。」(ピリピ3・13~14)
このパウロの姿勢に倣いながら、前のものに向かって、来年も新たな気持ちで主と共に働きを進めていきたく願います。みなさまのご指導、ご鞭撻を何卒よろしくお願いいたします。
2016年12月クリスマス
パーパス・ドリブン・ジャパン(PDJ)/ロゴス出版社
代表 小坂 圭吾