2018年8月17日金曜日

健康余話「夏ノ暑サニモマケヌ~猛暑モアリガタイ」

上高地・河童橋
熱中症の予防
毎日暑い日が続きますが、今年は猛暑の中に酷暑もあり、厳しい夏だなと感じます。避暑のために、箱根や軽井沢、あるいは上高地、清里などに逃げたい気持ちになりますが、数日間避暑をしましても、毎日の暮らしは猛暑の中です。

連日のように「熱中症に注意しましょう」とのニュースが流れますが、熱中症の予防をするポイントを記しておきます。

①まず十分な水分と塩分を摂取することにつとめ、暑い環境を避ける。~水分補給をこまめにして、体の水分タンクを一杯にしておく。クーラーを適切に使い、涼しい環境にいることで、水分が汗として失われることを防ぐ。

②食事をしっかり食べること、食事を減らした場合、その水分の摂取を心掛ける。~毎日、食事から一日に約1リットルもの水分を摂取しているので、食事をしっかりとることは大切である。暑さのために食事を減らした分は、意識して水分と塩分の補給を心掛ける。

スクワット~身体づくりの万能薬
健康のために運動は必要ですが、これだけの猛暑の場合、外での運動は難しさを感じます。そのよう場合、室内でも運動の効果を上げられるのが、“スクワット”です。

スクワットは、身体づくりの万能薬と言われる運動で、脚(大腿四頭筋)やお尻(大殿筋、中殿筋)の筋肉を鍛える運動です。何度か試行錯誤しつつ慣れて来て、体の故障にも効果があり、愛用(?)しています。

やり方は、次の通りです。①脚を肩幅程度に開いて立つ。②股関節を曲げながらお尻を突き出すように重心を落としていく。③背筋を伸ばして上体をやや前に傾ける。膝を曲げるのは90度まで。④最後はゆっくりと立位に戻る。(写真を参考にご覧ください。日経新聞より転載)

朝夕10回行うことを目標にして、始めるのが良いでしょう。つらい場合は、机や椅子に手をついて行うことも可です。暑い夏の事ですから、室内でクーラーを使いながらが良いと思います。

自己流で取り組んで膝や腰を痛める方も多いとのこと、写真をぜひ参考にしてください。私も何度もやりながら、この写真を見て“わかったぞ”と納得がいき、スムースに出来るようになっています。

猛暑もありがたい
私は、気候の温暖な岡山育ちのためでしょうか?夏の暑さ、冬の寒さが苦手です。家人は、北海道育ちのためか?冬の寒さは大好きのようで、夏の暑さも好きになってきて、何とも羨ましい!

今年の夏のように猛暑日が続きますと、「数年前までは、こんなじゃなかった。めったにあることじゃない。」と思いながらも、例年このような暑さが続くのだろうと覚悟せざるを得ません。何らかの工夫をして暑さをしのぎ、楽しく暮らすしかないのです。

日中の暑さ対策は、断熱カーテンをして、エアコンを適度に長くとも使うしかありません。宮沢賢治の雨ニモマケズ風ニモマケズ、雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ、丈夫ナカラダヲモチ」を思い出し、何にも負けない丈夫なつくりに、汗を流すことと覚悟です。

週に2~3回は、しっかりと汗を流します。朝食前もしくは夕方に、汗をびっしょり流す運動(ウオーキング等)や庭仕事をして、シャワーを浴びてすっきりさせる。この気持ち良さは、暑い中で汗を流したからこその快感です。また、プールに行って水の中で歩いたり、泳いだりして体を使う。

先日の家庭集会に来られた男性二人の方に、プールにお誘いしました。お二人とも、数年ぶりの水泳でしたが、とても楽しいひと時だったと喜んでくれました。ある方は、一生懸命にやりすぎて、腕に筋肉痛があると言っていました。

ともかく、こんな厳しい猛暑は、めったにあることじゃない、ありがたい!そうです“ありがたい~感謝なこと”だと心のスイッチを切り替えます。前向きに考えて取り組みますと、自分にあった良い方法は見つかるものです。厳しい暑さも、後10日余りのことでしょう。ご健勝にお過ごしください。

2018817日    小坂圭吾