2024年6月24日月曜日

感謝「信仰生活50数年に教えられたこと」

我が家の庭で収穫のびわ
JTJ宣教神学校・後援会での証

先日、JTJ宣教神学校・後援会の集いがあり、証でも何でもお任せするのでやってくれと頼まれて、40分ほど証をする機会をいただきました。

昨今は、メッセージや決めたタイトルでお話をすることはあっても、証に絞ってお話をすることは全くなく、「信仰生活50数年に教えられたこと」と題して、色々と証をしました。その中の一部を取り上げて、少し編集して掲載いたします。

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自己紹介

皆さんこんにちは!聖書キリスト教会・東京教会の小坂圭吾です。今日は、この小さいものを呼んで下さり、心から感謝申し上げます。歳を重ねますと確かに小さくなるようで、背丈の低いものが更に3センチ位は小さくなったようです。

幹事長の風間さんが、以前に講演をしたことを覚えていてくださり、呼んでいただき、ありがとうございます。JTJの卒業は2004年で、今日は「信仰生活50数年に教えられたこと」について、お話しさせていただきます。

まずは自己紹介です。私の郷里は、備前岡山です。温暖な気候、おいしい米と果物(桃、ぶどう等)、瀬戸内海に面して魚が実にうまい!

JTJ元学長の岸義紘先生は岡山出身で、お会いしますと「岡山弁を使わんといけんなあ~」と言いながら話がはずみます。

暖かい所で育ったので寒いのが苦手で、ドジャーズに今年から移籍して大活躍の山本由伸投手も同じ郷里で、同じようなことを言っています。岡山駅から北東に車で40分程度の片田舎で、大学に入るまでは岡山で育ちました。

救いの証

大学入学が決まり、上京することになりました。大学構内でのキリスト者学生会(KGK)主催・キリスト教講演会に導かれ、出席してみました。

その時、高田馬場教会牧師・尾山令仁師のお話を聞いて、若い学生たちの心をつかむ鋭いメッセージに触れて、「この大学時代に人生とは何かを探求しよう」と決心し、当時の高田馬場教会(聖書キリスト教会・東京教会の前身)に通い始めたのです。

毎週日曜日に教会に通い、聖書や信仰の入門書、関係する本を次々と読みあさりました。大学の勉強より真理の探究の方が楽しく、聖書関係の勉強にかなり偏っていたため、大学一年時の成績があまり振るわず、兄に電話で叱られたこともありました。(翌年から挽回)

聖書の学びに取り組むこと約2年、天地創造の神さまがおられることを受け入れ、やがてイエスキリストが私の救い主であると信じ、しばらくして生涯この方に従って歩むと決心をしました。ホップ、ステップ、ジャンプの3段階で信仰の確信を与えられたのです。

信仰の訓練

尾山令仁先生は、内村鑑三の言葉「学生の信仰ほどあてにならぬものはない」を引用されて、そうであってはならないと私たち学生を特別に信仰訓練して下さいました。信徒聖書学校という東京神学校の前身ともいうものが始まり、色々な科目の学びをしました。

「聖書の概説」「信仰生活の手引き」「聖書の根本的な教え」等々です。学んでその科目の後に試験があり、もしくは自習書なるものがあって、その本を読みながら、自習書の質問に答えて提出するという具合です。

大学生後半の2年間の色々な学び、その後も継続してフォローがあり、社会人になってからもキリスト信仰一途で歩み、今日まで来ることが出来たと思います。この経験から思うことは、今日の教会の姿は、信徒訓練があまりにもお粗末かなと思います。

今まで、日本の色々な教会に出席しましたが、どこも礼拝はきちんとされていますが、信徒訓練はしっかりやっているとわかる教会は、本当に少ない感じですね。

洗礼準備会、洗礼後フォローをするのは当然ですが、よちよち歩きの信徒を導き、勇気づけ、信仰上困っていることを継続してフォローする事はとても重要です。

信仰経験を積んでも、生涯学びを継続すべきことだと思います。そのような教会が、一つでも多くなることを心から願い祈ります。

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先日、四日市から来られたM牧師とミーテイングをする機会があり、話が終わり教会の様子を伺いました。

すると、信徒の方をあれこれとねんごろに指導しておられることを紹介して下さり、昨年も今年も受洗者があり、求道者も何人も与えられて、長期にわたり色々な学びをしているとのことでした。思わず素晴らしいと拍手をしました。

昨年の秋ですが、岡山・倉敷の教会のO牧師から、リック・ウオレンのクリスチャンライフシリーズ(クラス101201301401)を使って、祈祷会で毎週学びをしたいと申し出があり、まずクラス101「神の家族へようこそ!」)をお送りしました。

今年の2月には、クラス101の学びが終わり、クラス201「霊的成長をもたらす4つの習慣」)に進まれ、着実に進んでおられるようです。

全国の教会においては、「人生を導く5つの目的」が今でも隠れたベストセラーとして、多くの教会で用いられています。

以上紹介しました色々な学びは、祈祷会や小さな交わり、スモールグループの集いで一緒に学びをしておられるようですが、どのような形にせよ、それらの継続を通して、教会が実を結び成長していく事をお祈りします。 

「聖書はすべて、神の御霊の導きによって書かれたものであるので、私たちに真理を教え、また罪を示し、それを正し、まっすぐに生活していけるように訓練し てくれるのに役立つ。」(テモテ3:16 現代訳) 

2024年6月24日 小坂圭吾 

(追伸)「人生を導く5つの目的」は、20046月に初版を刊行し、創刊以来20年を迎えました!世界85ヵ国語に翻訳され、世界的なベストセラーとして、各教会において用いられていることを感謝致します。20159月には、訳文を見直して、40章に新たな2章を追加して、増補改訂版として刊行しています。 

「人生を導く5つの目的(増補改訂版)」(2015年9月刊行)