イースターの朝 今年のイースターは、4月8日(日)でした。母教会へ行くために家から駅まで歩く途中に、カトリック信者Sさんの家があります。その日は、Sさんご夫妻が教会に行こうとされている所に出くわし、「イースター、おめでとうございます!」と挨拶され、私も一息間をおいて「イースター、おめでとうございます!」とお返ししました。いつもは「おはようございます!」と言って、少しお話を交わす近所の方です。
あいさつをしてから駅に向かって歩きながら、考えました。あの一息間があいたのは、普段はまったく交わすことのない挨拶だったなと!「イースター、おめでとうございます!」とは、あまりお互いに言い交した覚えがありません。子供、孫の誕生や、試験に合格、入学、就職、結婚、受洗、クリスマス等々「おめでとうございます」と言い交すことがある中で、「イースター、おめでとうございます!」とは、ほんとに言わないなあ!!それは、私だけだろうか?
色々な「おめでとう」のあいさつの中で、実はこれが一番重要な言葉であるだろうに!Sさんのあの自然な挨拶に感心し感謝しながら、駅まで急いで歩きました。
結婚式のスピーチ 先週末に、実は3番目の子供(娘)の結婚式があり、式後に肩の凝らない会費制の結婚披露パーテイがありました。親としての感謝の言葉は、おおよそ以下のようです。
「今ここにある二人(新郎新婦)は、ご出席の皆様とのおつきあいを通して、育てられてきたと感じています。娘は、英語が強くなり、あるいは積極的になってきたのは、環境もありますが、皆さま方から刺激され、教えられてそのようになって来たのだと思っています。
『鉄は鉄によってとがれ、人はその友によってとがれる』と旧約聖書の箴言の言葉にありますが、新郎新婦も皆様あっての今日であろうと思います。ほんとに感謝いたします。
感謝と言えば、先月、知人が一冊の素晴らしい本を贈呈してくれました。『一生感謝』この本を読むと、あらゆることにもっと感謝を。とにかく感謝、感謝の日にしたいものだと!思わされました。良いことばかりでなく、嫌なことも、考え方を変えればそこには感謝することが沢山あることが分かってきます。良い時にも悪い時にも、感謝をする日々でありたいと願います。」
寝る前に感謝を思い出す!
1年ほど前から、私は、夜寝る前にその日の感謝なことを少なくとも5つ以上思い出し、主に感謝をしつつ寝るようにしています。そうすると、良く眠れるようになります。加えて、その日の良いことを記憶でき、記憶力が悪くなったのが少し改善されているかもしれません。
「一生感謝」(ジョン・クオアン著、小牧者出版)という本を読み始めてから、思い出す感謝が、実に倍以上になってきました。一番の変化は、嫌なことがあっても感謝な面があるはずだと考えるようになったことです。別に無理をしているわけではなく、良く考えると感謝な面が分かってくるのです。この本を読み始めたころ、何度か嫌な問題が起きました。そのようなとき、寝る目にこの本を読んでいますと、不思議と感謝な心に変えられていくのです。
とにかく感謝、感謝の日にしたいものだと!のスピーチは、一生感謝にしたいと決心している事柄です。
「主に感謝しよう。主は慈しみ深く、その愛は永遠に続く。」(詩編136:1 現代訳) 2012年4月18日 小坂圭吾